愛は命の花である
いまだかつてこんなに陸奥A子のことを考え続けた日々があっただろうか。否、ない。そう即答できるほど、陸奥A子のことを考え続けたここ数か月。
自分でも、2016年とは思えない。でも2016年に実際こうして陸奥A子関連の展示が目白押しっておかしくないですか?なぜ自分以外の人が平常心でいられるのかわからない。
そもそも「陸奥A子」というペンネームが、こどもの頃はこわかった。名前だけ見て、きっとすごくアバンギャルドな作家さんにちがいない!って予想して、ふんわりしたおとめちっくな作品に出会う衝撃。でも、大人になった今ならわかる。ふんわりしたおとめちっくがいちばんアバンギャルドなんだよう。実際、「太宰治のファンだから、陸奥という単語に憧れがあって」「Aは、アルファベットのいちばん最初の文字だから」「わたしのペンネームって目立つんです」。情念とクールな分析が同居して、いきなり名が作風を表していてすごいと思う。
うまく言えないけど、平成の表現はマイルド。
(↑ 昭和の。りぼんマスコットコミックスより)
(↑ 平成の。ベストセレクションセブンティーズより)
- 作者: 陸奥A子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/12/16
- メディア: コミック
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北九州の思い出
ところで、北九州空港に行くと言ったら、九州出身のともだちがくちをそろえて、「北九州空港にはメーテルがいるよ。ただしひっそり」と教えてくれて、どんなにひっそりいるんだろ?と思ったら‥。なるほどひっそり。さりげない。
ちなみにメーテルは、JR小倉駅にもいた。ブロンズ像みたいの。ブロンズ像なら大泉学園駅(練馬区)にもいるもん、と思って写真は撮らず。誰もカメラ構えてなかったからつい。小倉でメーテルはデフレをおこしていると見た。
漫画ミュージアムの常設展にも、アンドロイド型とでも言いましょうか・・・がいた(ここは撮影不可だった)。
さらに漫画ミュージアムの受付はコスプレメーテルでした。金曜日と土曜日では違うお嬢さんが勤めていたので、何度か通ってマイフェイバリットメーテルを見つけたらいいかも。
結論。北九州は、メーテルシティ。
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長々と陸奥A子愛を語ってまいりましたが、わたしを小倉までむかわせたものの半分くらいは、タウン誌『雲のうえ』のおやつ特集‥レストラン高山のプリンだったことを白状いたします。
まったくプリンて罪作り。2日続けて高山でランチ&プリンを食べて、シアワセだったな。また行きたいな。こんどいつ行けるのかな。嗚呼‥。
(玉子が主張してそれなりに弾力があってカラメルがにがいプリンが好きです。さァそんなプリンをご存知の方、どんどん教えてくださいまし。なにかにかこつけて食べに行くので)
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おまけ。帰りのバスの車窓から見えた、ドライブスルー質屋。謎が謎をよぶ。
マジカルミステリー・80年代作品
- 作者: 陸奥A子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/12/16
- メディア: コミック
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ああでもそれを言っちゃあ『マジカルミステリー・インスタントコーヒー』なんかベストセレクションに入れるべきなのにセブンティーンズセレクションにも収録されてないし(ぶーぶー)、「りぼんオリジナル」に発表された作品(りぼん時代の晩年とでもいうか)はガン無視だし。やっぱりここで百姓一揆おこすしかないのでは。 続きを読む