本棚から。5/23~5/27

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キセル兄のライブ配信(寝言の時間。Vol.2)を観ました。不思議な時間。形態は変わっても今の音を届けてくれるのはうれしい*1。ありがたい。

途中、兄がホーメイを披露しました。ノコギリヴァイオリンをとりいれたりするキセルだから不思議はないのだけど、おお、そう来たか。のちのMCによると、自粛期間に練習していたのだそう。おお‥そう来たのか‥。ホーメイなら気合いと練習と根性で(特に新しい道具などを用意しなくても)マスター出来そうだものな。

自分も自粛期間中にホーメイやっておけばよかった‥。謎の後悔。

 

 最後の写真のトラウマ部分、

「今のうちにどうぞお帰りなさい。もうすぐ戦争が始まります。ボクは殺されるかもしれません。そうでなければボクが人を殺すでしょう。そのどちらもあなたに見て欲しくないのです。」ルーは王様に何か、言ってあげたかったのですが、王様が悲しそうに微笑んで「さようなら」と言ったので、ルーも「さようなら」と言いました。

について補足。

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トランプランドは小学生のときクリスマスプレゼントとして手元にやってきたのだけれど(それは遊び倒して天寿をまっとう。今手元にあるのは大人になっての買い直し)、戦争について、被害者としてだけでなく加害者となることもある、そんな当然のことを教えてくれるものが他になかったので衝撃でした。大人が教えてくれる世界って偏っているんだな、と皮膚感覚で教えてくれたんですよね。はみだしっ子が。しかもトランプランドが。クリスマスに‥。

この後1週間ほどかけて「はみだしっ子」本編を読み終えました。何度も「この作品をこどものときに読んでいてよかった‥!」としみじみしました。いま現在、未読の大人のひとにすすめたい気持ちもあるのですが、絵柄が古いのと、大人が下地なしにあの世界に入っていけるのか、よくわからないので自分からは特にすすめないと思います。無神経な感想なら聞きたくないし。厄介なファンですみません。

 

 

 

 ギフトブックは好きだなあ。しみじみ好きだなあ。うん‥。 

*1:コレクターズの加藤さん・コータローさんが、自分たちにとって無観客ライブは有り得ない、客席の反応なしに良いライブが出来る気がしないというようなことを話していて、その発想もうれしいしありがたい。皆がそれぞれのベストを考えてくれるの心強い

本棚から。5/17~5/22

 

 

 

 ええと(弁解)。このときはタイムラインに、わたしが苦々しく思う現代の絵本作家?さんのグロテスクな新作構想がまわってきて、やめてくれ‥!といら立っておりました。はい。

謝罪ならびに現状報告その他(岡崎京子)

 

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www.chikumashobo.co.jp

 さて、私はかつてフェミニズムを「何か、嫌い」とヒトコトで片づけてしまった動機について考え、ある結論を得ました。それは、“「社会」に関与する主体としての自分を労働する者や生活者としてで無く「消費する者」としてとらえる場合”に、そうゆう何も考えてない状態の発言に至るとゆうワケです。


謝罪ならびに現状報告その他(岡崎京子) (1993年雑誌『思想の科学』誌上アンケート「あなたにとってのフェミニズムとは?」より)

 何度も読んでいたエッセイ集の、岡崎京子の文章にものすごおく共感してしまった。今まではどんなかんじで読んでいたのかなあ。思い出せない。

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本棚から。5/12~5/16

 

 この、「おへそがえる・ごん」の復刊は、自粛期間中珍しく「踊りましょう」的な明るい知らせと思いました。素敵な本も、気が付けば絶版になっている今日この頃。早めに購入されることをおすすめいたします。

www.kyobunkwan.co.jp

 

 

 

 この、、、LIXILギャラリー(旧INAXギャラリー)の閉廊は、ほんとうにショックです。出版部門もなくなってしまうなんて。あのクオリティを保つための苦渋の判断かもしれないけど、やっぱり惜しい‥。ほんとに素敵なギャラリー・出版物だったんだもの。今まで素敵なものを見せてくれてありがとう、閉廊まであと何回行けるかな‥。

www.livingculture.lixil

ゆう子のグライダー

スマホに慣れたわたしの手放せないアプリ。それは「ラジコ」。ラジオって面白い。スマホでわたしの文明はすすんだのか戻ったのか。よくわからないけれど、ラジオは面白い(二回目)。

たのしみにしている番組のひとつ、「オーディナリーミュージック」。5/10のプレイリスト(サニーディ田中さんの選曲)がつきぬけていて最高だった。特に後半の「ゆう子のグライダー(神崎みゆき)」「毎日カレーで構わない(ほりゆうじ)」の流れ。特に「ゆう子のグライダー」!なんだこの歌、音源欲しいかも。

f:id:ricohet:20200514170939j:plain調べると、1973年に発売されたファーストアルバムが2018年に初再発されたばかりだそう。大急ぎで購入手続きをするわたし。さっそく愛聴盤になりそうな気配。買えるうちにセカンドアルバムも購入。まさか自分がこんなにフォークソングに夢中になるとは。

www.youtube.com

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神崎みゆきという人を今までまったく知らなかった。自分、フォークソングを通ってこなかった!!一瞬激しく反省したけれど、ちょっと待ってリメンバーあがた森魚あがた森魚は(ラーメン二郎のように)ジャンルを超えているのよ、と思いかけて、自分のiPodのなかにはっぴいえんど高田渡友川カズキ友部正人・ジャックス・双葉双一・その他たくさんのフォークソンガー発見。自分、ハードなフォーク好きじゃん。むしろハードなフォークばかり聞いていたから、こういう屈託のないフォークソングに魅了されたんだろうか。よくわからないけれど、ラジオよ今日もありがとう。