まあだかい

まあだかい―内田百けん集成〈10〉   ちくま文庫

まあだかい―内田百けん集成〈10〉 ちくま文庫

なんかもう、摩阿陀会という、この集団がいとしい。大好きな先生をかこんで、だいの大人が臆面なく、やたらうれしそうたのしそう。ニヤニヤしながら読みすすめるも。後半、ヒャッケン先生が風邪をひいたり足腰が弱くなってきたあたりで、そうだ、最後のほう切ないんだった‥と思い出し。このへんで読むの切り上げようかな、という思いと、最後まで見届けるんだ・がんばれ自分、という思いのはざまで、どっちつかずに読み進め、「殺さば殺せ」で落涙。最後の一文が切なすぎる。胸をギュウーとしぼられるよう。ヒャッケン先生が、こんな甘えたこと。摩阿陀会の皆になら、言ってもいいと思っていたのだろうなあ。‥その関係性にまた涙。

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ところで、摩阿陀会ってチーム男子(→☆)‥?
チームの目標・夢:ヒャッケン先生の長生き(もしくはいっそ不死)。 チームの解散:ヒャッケン先生のもういいよ。 ライバルチーム:宴会場の、チームボイさん。 リーダーのチャーム:すこぶる。チャームリーダーとして、「困ったリーダー」に分類されるかもしれん。
おお、パーフェクトにチーム男子だ!と・すると、わたしの感じたいとしさは、「萌え」‥?チーム摩阿陀萌え。(ギャー!)