ホテルニューグランド
はじめは実家に泊まろうかと思ったのだけど、実家から神奈川近代文学館への交通の便が悪いので*1、思い切って、憧れのニューグランドに宿泊(思い切りすぎ)。でも楽天トラベル、素泊まりなら、一泊1万円でお釣りが来るんです。わたしは悩んだ末、朝食つけました。
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まずはリーズナブルな、「趣のあるお部屋。バスタブなし・シャワーのみ」シングルルームの感想。「とくに趣なし。せまい。冬場はシャワーだけでは寒かろう」。趣はないけれど、不満もなし。広さは4畳半くらい?寝るには申し分ない。
でも部屋からでないと、憧れのクラシックホテルに泊まった意味はないかも。わたしは夜は部屋をぬけて、ロビーのソファでくつろぎました。階段の手すりも窓まわりも、つやつやひんやり。大理石の感触が心地よい。暗めの照明がムーディーで、雰囲気あるなあ。ときおりほかの宿泊客が通るだけで、贅沢にもロビー、ほぼひとりじめ。至福‥。部屋にもどって、シャワーあびて、お酒を飲みながら本を読んで就寝。
翌日、朝食の感想。5Fのメインダイニングで洋食バイキング*2。ホテルの朝食だいすき!とはいえニューグランドは山下公園のすぐそばなので、近くのドトールでパン買って、山下公園のベンチで朝食とるのもいいかなーと思ったのだけど(庶民脳)。でもこのダイニングからの見晴らしが非常に良くて!*3 大正解。バイキングメニューも、ラタトゥユとかゴボウサラダとかがあってうれしい。ひとりで朝食なんて気後れしちゃうなーと思っていたけど、気がつけば一時間も過ぎていた(食べ過ぎ)。コーヒーもおかわりしちゃった。
おなかいっぱいだし部屋でまったりしたいけど、文学館の開館が9:30なので、そろそろチェックアウトしなきゃ。‥こんなとき、狭い部屋はいい。未練たちきれるたちきれる。すぱっと荷物を持ち部屋を出る。ロビーに向かう途中、清掃中のバス付きのお部屋をのぞける機会があった(のぞいた)。‥素敵。こういう部屋だと、なかなかチェックアウトできないだろうな。ああでも光が差し込んだ、朝のロビーも素敵そう‥。ロビーの誘惑耐えがたく、チェックアウト後にのぞきに行くと、今日ここで結婚式をあげるのであろうカップルが、写真撮影をしていた。花嫁さんを見るのってうれしい。しかし他人のわたしの入り込む余地はなし(よほど強い意思があれば可能)。昨夜のうちに満喫しておいてよかった。逆に言うと、あのロビー、休日の昼間はハレの場所で、一般客はくつろげないかも。
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←港の見える丘公園の猫。港見る気なし。
余談:モダン都市横浜を満喫しようと、あえて実家には泊まらなかったのに。近代文学館のある「港の見える丘公園」もそのあとお茶した「馬車道十番館」も、実家(正確には在りし日の父)を思い出させるばかりで。ホームシックじゃないけれど、おかあさーん!なきもち(松田聖子ではなくハナマルキです念のため)。結局この日は実家に顔をだし、夕ゴハンを食べて帰ったのだった。わたしにとって横浜は、モダンよりなにより実家のあるところなのだなあ。
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ちなみにモダン横浜のガイドに読んでいたのはこの本。
- 作者: 沼田元気
- 出版社/メーカー: 青山出版社
- 発売日: 2002/10
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ちなみにグランドホテルの朝食時、となりのテーブルのカップルの男性がこの本を持っていた。
- 作者: 沼田元氣
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2007/03
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