時刻表2万キロ
- 作者: 宮脇俊三
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1980/06/01
- メディア: 文庫
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ただでさえ宮脇氏の鉄分の高さが面白いのだけど、それを客観的に、説明しすぎずに語る様子が、平熱でこの荒行を‥!とおかしみ倍増。門外漢にもわかる鉄道旅行のたのしみが、随所にちりばめられていて、電車に乗りたくなる*2。ふにふにご機嫌に読み終わって、後書きに脱帽*3。もう一度情熱をしんけんに受け止めて読むわ‥。
*1:なんとなく思い出したのは、5月に行った「チーム男子を語ろう」トークショー(→☆)での金田淳子さんの発言。「さいきんみつけたチームものは、同人誌なんですけど鉄道擬人化もので」「駅を擬人化したり、路線を擬人化したり、まあいろいろあるんですけど」「駅を擬人化したものは、たとえば山手線内だったら、新宿はホストで、渋谷はチーマー、秋葉原は眼鏡とか、いろいろキャラクター化されてるんですよ。天王州アイル?ハーフですよ〜。キャーたのしい!」「路線だってキャラ付けされてるんですよ。まず、JRはエリート集団で、私鉄を見下しているわけですよ。それで西武線は体育会系で、リーダーの堤萌えなんですよ」「相互乗り入れとかにもそのたびにドラマがあってえー!」「こう考えると‥(ハァハァ)‥楽しみは無限大‥。混んだ電車に乗るのも、そんなにイヤじゃなくなるっていう‥」。いやァ趣味人て、ほんといいものですね‥!
*2:旅行にいきたくなる、っていうのとはちょっとちがうんだよなあ。わたしにはこんな分刻みの旅行は出来ないもの
*3:あの‥。これから読む人は、以下、読まないほうがいいと思います。→→→ 文中の地図が手作りだっていう!んもうなにそれ!