旅と妄想

都道府県バトンを書いていて、子供の頃の小旅行を思い出した。両親が旅行好きだったので、子供の頃はしょっちゅう小旅行につれてってもらった。もらったって書いているけど(今考えると、子供3人連れて行くのはさぞ大変だっただろうなと思うのでそう書いてるけど)、当時は旅行、あんまり好きではなかった。寺とか仏像とか見ても*1、どっちかというとこわかったし、家にいるほうが好きだった。
でも、ドライブは好きだった。窓をあけて風をうけながら景色を見て、アニメソングのオムニバス(もしくは父の好きなクレイジーキャッツ)をBGMにして。BGMというか、歌詞を聴いてどんな物語だか想像するのが好きだった。そう。我が家はあまり、子供にTVを見せない家だったので、子供向けに買ってきたアニメソング、車のなかでしか聴くことがなかった(TV画面から聴くことはなかった)。透明ドリちゃんの歌を聞いては、ドリちゃんはどこからどこまでが透明なんだろう、と思いをめぐらせたり、風船少女テンプルちゃんとは、どこまでが風船でどこからが少女なのか悩んだり(これは歌では判断がつかないので、ジャケットのイラストを見て推理した)、そういう時間が好きだった。いま思えば、わたしの妄想のルーツはここから。ありがとう、っていうべきか否か。

*1:いや、動物園とかもつれてってもらったはずなんだけど、気をゆるめると寺につれていかれたような記憶