古本道とわたし

数週間前に見て、「欲しいけど高いなァ」とあきらめた本が、「高いけど欲しいなァ」に変わったので(まァ高いといっても2千円なんだけど。キンダーブックに2千円は高い)、機は熟せり、と買いに行く。しかし既に売れてしまったあとだった。しょぼん。でもまあこういうのは縁だし‥。わたしよりもっとお金持ちな人か、わたしよりお金持ちでもないけれど情熱持ちの人に買ってもらえて、あの本がしあわせな余生を過ごせればそれでいいんだ。わたしが妙に聞き分けがいいのは、この古本屋さんに行くまえに立ち寄った古本屋さんで、まさかのデモノに出会ってしまったから((10分ほど悩んだが)3800円を即決できたのは、週末に給料日が待っているから。古本道ってほんとに縁だ)。
しかし人間はなぜ、古本屋に行くのか。本棚にもお財布にも余裕がないのに。わたしに関して言えば、馬鹿なのだと思う。