夏のタマちゃん祭り @888ブックス

【夏のタマちゃん祭り】@888ブックス
 

7月30日から8月9日まで、ファッションイラストレーター、故・森本美由紀さんの展示を行います。現在弥生美術館で回顧展を開催中。こちらのスペースでは、森本さんの分身的キャラクター「タマちゃん」の原画のほか、てぬぐいなどのタマちゃんグッズも制作。おそらく弥生美術館でも展示されない、小さなカットなどの原画もお見せします。初期タマちゃんは、ドングリみたいで、こちらも味わい深いです。弥生美術館の展示に合わせて刊行された新刊2種(河出書房新社刊)も販売します。

8月7日金曜日の夕方。はじめて降りる駅に不安を抱きながら(目的の場所までたどりつけるだろうか、ああおそろしい駅から徒歩10分。しかも19時閉館だから道に迷ってる時間が無い!ああおそろしい駅から徒歩10分。方向音痴に10分あたえたら、無限の可能性があることをあなたはご存知か‥。HPに載っていたここのギャラリーへのアクセスマップがそれはそれはシャレオツな標記でね‥。こんなのこの町に馴染みの人にしか通じないよ!いっそ住宅地図を載せてくれ‥と方向音痴の自分のことはうらみあきているので世の中をうらむモードになっていたのでございます)降り立った幡ヶ谷駅

意外や庶民的な町で、ギャラリーまでもてくてく歩くよ商店街、しかもここの商店街の街頭が昭和的キュートさで不安もどこへやら。入ってみたい喫茶店をチェックしながらすんなり目的の場所につけたのでした。ビバ商店街。

たどりついたギャラリーは新しい空間らしく空気がぱりっとしてそんな清潔できもちのよい場所に愛らしいタマちゃんがところせましと展示されていて、ウーキャーウーキャー大興奮。タマちゃんてタマちゃんてなんてかわいいの!そしてコオニちゃんのいぢらしさ。鬼なのに!ひさしぶりのタマちゃんとの再会がスーパー豪華だったものでアドレナリンでまくりでニッコニコしながら見入っていたら、「タマちゃん、お好きなんですね」とギャラリーのお兄さんに遠くから話しかけられた。
はい、大ッ好きです!こんなにたくさんのタマちゃんを一時に拝めるなんて思ってなかったので感激です!ここにたくさんタマちゃんがいるってことは、弥生美術館の展示にはタマちゃんはないんですか? 「いや、ありますよー。ただ、メインはクロッキーやファッション画なので、タマちゃんのスペースはこんなにはないんです」。そうですか〜、じゃあこのタマちゃん展は貴重ですね‥。‥このグッズは、弥生美術館でも売られているんですか?(いまは頭に血がのぼっているから出来れば後日に冷静な判断を下して判別したいとワラにもすがる思い)。「あれ‥どうだったかな、弥生美術館にあるとしても、こんなに種類はいれてないと思いますよ」(このお兄さん留守番なのかしら‥。嗚呼、わたしの暴走をとめてほしいのにぃ。でもこんなかわいいグッズを見て、頭に血がのぼらないことなんてないんだ。いつ見てものぼせてしまうなら、覚悟を決めて今日買わせてもらおう‥)

けっこうがっつり買っちゃった★。
ギャラリーのお兄さん、少しひいてた気がする。ううん!気のせいかナ!

タマちゃん the Onion: もうひとりの森本美由紀

タマちゃん the Onion: もうひとりの森本美由紀

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2015/06/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ところでこうしてがっつり1冊の単行本になった*1タマちゃんを読んで‥。自分の思考が大きくタマちゃんに影響を受けていることに気付いてびっくり。あんな小さな連載だったのに!「好いたらしい」とか「エッチな人生」という単語を自分の辞書にいれているのはまぎれもなくタマちゃん経由‥! 「私の心はネコボンボン」、このタイトル憶えてるもん!
この時期のmcシスターは森本美由紀が絵を描き沼田元氣が写真を撮るという、文化的円熟を惜しげもなく披露していたもんじゃよ‥って思わず長老モード。でもほんとに。そしてそういうものって何気なく目にしてもいつまでも脳裏に残るんだな〜。ああ、わたし、雑誌文化って好きだった。ありがとう、いろいろ。

 
ギャラリーのお兄さんも絶賛の手作りエプロン。ポケット(タマちゃん)が浅くてモノがはいらないところがよいとのこと。愛しい〜。

*1:ありがとうありがとうありがとうございます!!