4月11日の日記
タタミちゃんに言われたからというわけではないけれど、イベントの日じゃなくてふつうの日の日記も書きたいなあと思っていたのです。でも、緊急事態宣言下はふつうの日なのでしょうか。などと疑問を持ちながら。
タタミおねーちゃんが、なんかめんどくさいことにアツくなってるんだよね。 pic.twitter.com/pvjOJOzdpm
— あさりちゃん (浜野あさり) (@asarichan927) 2020年4月4日
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新型コロナウィルスは新型なので、未知の部分が多い。情報が錯綜してしまうのは仕方ないけれどとても疲れる。疲れながらも情報を断つわけにはいかず、かといってテレビの報道番組?情報番組?は肌にあわない。なのでラジオとTwitterを頼りにしているけれどTwitterもきつくなってきた。先日、安倍首相のマスク着用画を描いた漫画家が炎上?批判?話題になっていた。自分には、絵を描く人が、描きたい対象を過不足なく描いただけに見えたので、何を批判されているのか気になって見てみた。ある人は、「風刺画にしては低レベル」と言い(高レベルの風刺画を描いたらこの何倍も炎上するだろうよ‥と真顔になった)、ある人は、「国民が心をひとつにしなくてはいけないときに非常識だ」と、この着用画にいいねをした著名人をあげて、「この人たちは敵」と言っていた。心をひとつにしなくてはいけないときに敵リスト?と思いながら、みんな不安なのだなあとつらくなった*1。不安に決まってるけどね。*2
歴史の教科書で「なぜそんなことが?」と疑問だった空気をTwitterで知ってしまったかんじ。逆にいうとTwitterがなかったら知らずに済んだのかしら。誰の心も不安だってこと、知っていたらいたわれる気がするけどどうなんだろう。
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映画館が閉まってしまい、外出自粛中のなか。さいしょは家にあるDVDを観ていたのだけど、「ああこんな大声を出して」「うわあ三密。濃厚接触」「せ、咳した‥!」としょっちゅうギクリとして心臓に悪いので、娯楽は読書になりました。
あらためて、自分の本棚が最強なのは置いておいて。ひさしぶりに手にした文庫本には思いがけない記憶が挟まれていて、本っていいなとしみじみ。
テレビを見ていたら、大家族の中で暮している老人は、一人暮しの老人より長生きであることが、調査の結果わかった、といっている。理由は刺激があるので若々しく長生きできるのだ、とその番組に出てきた老人学専門の学者がしゃべっている。では一人暮らしの老人より、どのくらい長生きなのかなと、関心を持ってそのあとを続けて見ていたら、全く、ほんの、すこうしだけ長生きなのであった。何だ、鬼の首でもとったような騒ぎ方をして。一人暮しの老人にわるいではないか。一人暮しを全部が全部好きでやっているわけではないのだ。いろいろな事情があってそうなってしまっている人もあるのだ。ほんの、すこうししかちがわないのなら、いいじゃないですか。大きなお世話です。
『日々雑記』(中公文庫) 武田百合子
百合子さんはいいなあ。好きな本を読んだらいいよ。夜はTwitter閉じたほうが睡眠の質があがるみたいだよ。