赤裸々ドキュメント・天宮まなみ

松江哲明のセキララで嘘つきなドキュメント選集 @アップリンク・ファクトリー

面白かった!ドキュメンタリーにあんなどんでんがえしがあるなんて。‥ちがう、ドキュメンタリーだからこそのどんでんがえしか。奇跡か。すごい。きもちよく笑った。それにしてもドキュメンタリーAVって*1、ほんとに作者をうつすのねえ‥ある意味すてばちなほどに。いやだなあ、青春。
ドキュメンタリーであるこの作品は、ほとんどがインタビューシーンで構成されている(スクリーン上映用に、カラミを大幅にカットしたそう。女子には見やすくてありがたい)*2。天宮さんは、インタビューは、主にAVアイドルとして(?)*3、終始かわいらしく、フェロモンオン状態で応えているように見えるのだけど。でもときおり、ふと、たぶん素なんじゃないかな、伏せた目が醒めて見える、そういう瞬間がヘンに色っぽかったりして、おもしろいものだなあ。極めつけは、アクシデントのあとに見せるさいごの表情。演技とか、AVアイドルとかのポーズをぬきにして、人として色っぽい、包容力のあるやさしく美しい表情。ああ、いいもの見た*4
それにしても松江監督はどうして靴下脱がないんでしょう。美学?

*1:うーむ創作物全般、作者をうつしているのだと思いつつ、でもこのなまの感情はドキュメンタリーならではでないかなあ

*2:なんでカラミのシーンは見ていてたのしくないどころかつらいんだろう。あまりに女子が都合よく酷使されているのが原因かしら。うう

*3:まあ一般人でも、女子であるかぎり、「かわいく写りたい」て意識すると思うんだけど。でもやっぱ芸能人はその意思がやっぱりうんと強いと思う

*4:追記:撮影が「天コケ」と同じ人(近藤龍人)だったのだけど。時折はさまれる情緒的な風景画が、1泊2日の撮影ロケを“小旅行”という空間にかえて見せて、なんというかふしぎな浮遊感があってよかった。にしても1泊2日で20時間分の撮影テープってすごい。気になるシーンは同じものを3パターンくらい撮っておくとか、‥熱心さも感じたけど、好きなんだろうなあ‥