マロンパフェ2023

まあ聞いてください。10月のある日。職場の近くといえば近く、遠くと言えば遠く、片道15分ほどの距離にあるフルーツパーラー(聞いてよ。18時閉店なので昼休みの1時間しかチャンスはないの)に、「丹波栗パフェ4,200円」と書いてあったんです。ついに、パフェはここまで高価なものに。びびりながら調べてみると、日によっては「国産栗のパフェ 1,890円」もあるらしい。しかしこれはこれで「丹波栗の半額以下?」という疑念が。希望としては中間くらいの‥などとぐるぐる考えて数週間。11月に重い腰をあげてフルーツパーラーののれんをくぐると、そこはすでに柿のパフェになっていた‥。ら、来年のたのしみが出来たと思えばいいか‥。

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再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅 @ ユーロスペース

すごうく久しぶりに『少年、機関車に乗る』、人生4回目の鑑賞。『少年、機関車に乗る』は大昔にビデオ化されたのみなのでこの作品を観るには劇場に行くしかない、配給がユーロスペースなので忘れた頃にユーロスペースで上映してくれる。プラスマイナスは幸福ってことで。

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マロンパフェ2021

今年は、マロンパフェ、お店のホームページでパフェ構成を確認して、パスしたお店が2つあります。てへ。ショートバージョン、いってみよう!

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10/20(水)銀座千疋屋

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和栗のパフェ 2,310円(税込)、紅茶 660円

ふっくらつやつや上等な栗・上等な香りの生クリーム・ラム酒の匂いはほとんど感じなかった気がします。バニラアイスクリーム・マロンアイスクリーム。

パスカードを2回使ったため、まさかの本命・銀座千疋屋からのマロンパフェ詣で。どうしよう。すごい美味しいけど、基準点がここになってしまう。とてもふっくらつやつやの上等の栗だけど、これは上等の栗であって、基準栗ではないのに。美味しい。けど美味しさとは、いまいちなものがあるからこそ高く輝く的な‥?うむーう。来年はどのお店にも足を運ぶべきなのか?あまりの動揺に、栗の数とか数えなかった。全店行くぞという気合いが今までのねちっこい記録につながっていたのかも。道ってムズカシイですね。

 

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11/8(月)アトリエコータ

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和栗のパフェ 1,690円 紅茶 600円:キャラメルソース、檸檬のコンフィ、レモンアイス、ほうじ茶グラニテ、タルト、マッカランアイス、和栗のフレーク、メレンゲ、フレッシュクリーム、和栗クリーム(と、メニューにありました)(てっぺんの飴飾りがぬけてますね。飴飾り、すごいんだけど美学なんだけど食べにくいから無くてもいいかなと思い始めている。でもいりませんとも言えなくて‥←実際失礼だし言わんでええ黙って飴をもしゃもしゃ食べたらええんじゃよ)

ごめんなさい、アトリエコータはフルーツパーラーじゃないから、反則かもしれません。でも、ここのマロンパフェがいちばん好きかも。まるい栗は入っていないし、栗感、薄いんですけどね。なんだろう、このワクワクするかんじ。めくるめく感!そして良心的な価格!ひとくちごとにありがとう!おめでとう!スタンディングオベーション感。基本絶賛しかないアトリエコータのパフェですが、実は以前、「想像したとおりのなんのひねりもないパフェ構成」とびっくりしたものもあります(逆にいちばんひねっていたのか‥。ああいうのが好きな人にはいいのかも)。食べ物の好みはひとそれぞれなので、ぜひ足をはこんで実際食べてみてほしいと思います。(今回わたしがパスしたお店のファンの人も、「ここがいいところなのにい」っていうのを教えてもらえたらうれしいです)

 

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11/30(火)タカノフルーツパーラー

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栗のパフェ 1,870円 コーヒー 605円

栗ごろごろ(上に4個?中にもくだいた栗が1~2個分くらい隠れてた)、生クリーム・栗クリーム、ブリュレムース?紅茶ジュレ、バニラアイス、マロンアイス、プレッツェルぽいやつ

うえに乗ってる栗がつやつや美味しかった。今年は栗のあたり年だったのかも?栗とまったりめバニラ・紅茶というのが最近のタカノの栗路線ぽいけれど、たしかに安定感あるし、落ち着く場所をみつけたのかもしれないね‥。過去の、和風ということで無理やり柚子とタッグを組まされていた栗のことを思い出し、すこし、はるばるした気持ち*1。年に一度の逢瀬なら、このままこれでいいのかも。などと思いつつ、来年はどんな姿で登場するのか、冒険をみせてほしい思いもあり。マロンパフェ詣での旅はたぶん来年も続く。

 

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おまけ。自宅でつくったマロンパフェ。

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なかしましほさんのレシピで栗あんを作り、せっかくなのでチョコスポンジ(近所のお菓子屋さんで冷凍のやつをもらったのがあった)にはさんでフルーツサンドイッチぽくした際に、いやちょっと待てよ。これをパフェの土台(?)にしたら‥?冷蔵庫にコーヒーゼリーがあるから、こりゃパフェ作れるんじゃん?

栗が400円、生クリームが380円、ヨーグルトが140円なので約千円くらいでパフェグラス5回分くらいは出来ると見た。

栗サンドイッチ風を小さく切ったもの・バニラアイス・生クリームと水切りヨーグルトをまぜたもの・栗あん・コーヒーゼリーをパフェグラスにいれてみました。パフェグラスにいれればそこはパフェ世界。上に栗の煮たやつをのせたらけっこう完璧じゃない?
秋のさいしょにこんなものを自分で作ってしまったからお店に精力的に行く気になれなかったのかも。けっこう美味しくできたので来年もつくりたい。でもほんとにね、自宅でパフェは危険なの。たのしいから。太るから。ほんと危険なの。

*1:いや聞いて。アトリエコータのマロンパフェにレモンコンフィを添わせる手腕は見事なのよ~。タカノの柚子栗もやりかた次第ではああなったのかわたしの舌が若かったのか‥。こうなるとまた食べてみたい気すらするから不思議なものだわ‥

もやもや日記

夏の五輪開催のときの小山田くん炎上が、すごくいやで今もいやでとにかくいやで、せめて日記に残そうと思った。いやが積み上がりすぎて長文です。わたしだけが数年後に読めばいいと思っています。

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田渕由美子展 ~1970’s『りぼん』おとめちっく♡メモリー~

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人気少女マンガ雑誌『りぼん』(集英社)で、1970年代後半の“おとめちっく”作品ブームの中心的存在として活躍したマンガ家・田渕由美子(たぶち・ゆみこ)。白い出窓のあるおしゃれな洋室にアーリーアメリカン調のインテリア、小花模様のワンピースに白いエプロン・・・田渕の描くロマンチックな世界には少女たちの憧れがぎゅっと詰まっています。

本展は2020年にデビュー50周年を迎えた田渕の初めての展覧会です。「クロッカス咲いたら」「フランス窓便り」「あのころの風景」など『りぼん』時代の作品を中心に、初期作品から『コバルト』『YOU』他、エッセイマンガ等の近年の作品まで展示。原画・雑誌・ふろくから田渕の画業をご紹介いたします。(弥生美術館HPより)

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Ⅰ期。くらもち姉妹から届いたお花を見てテンションが上がりました。単純。

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Ⅳ期。田渕先生のサインにテンション上がりました。会期中二回行ったのだけど、どちらも平日だった(かつ事前予約制)のでゆったり観られてありがたかった。しかしこんなときじゃなかったら全国から観に来たいお客さん大勢いただろうに美術館たいへんだな…。

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ごめんなさい‥。りぼんのおとめちっく文化を愛する者としてうかがいましたが自分はそんなに熱心な田渕由美子ファンではないです。おとめちっくオタクなのでいつのまにかりぼんに発表された田渕作品の半分以上は読んでいるのですが持ってる単行本は「夏からの手紙」1冊だけです(マイフェイバリット田渕作品の「あなたへ…」が収録されているので)。

原画はもちろん麗しくて感激したのですがリアル世代読者の感激には遠く及びません。いちばん感動したのは、「フランス窓便り」の、陸奥A子先生が手伝った原稿だし‥。伝説が今ここに!みたいな。

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 (ともに「フランス窓便り」第一話から)

 

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(ともにりぼんデラックスから)

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