ひなぎく(1966)
わたしはこの映画がダイッスキで。91年に初公開されて以来、リバイバル上映のたびに劇場に足を運んで。手帳を見たら今日で6回目*1でした。ビデオで何度か観ているし、よく飽きないなァ。特に新しい発見があるわけではありません。いつもおンなじようなことを感じ、少し傷ついて、そして元気になるのです。この映画で元気になれなくなったらショックだわ。
主人公は出鱈目な生活をおくるふたりのオンナノコ。髪にひなぎくの花輪を飾って、おきにいりのワンピース*2で悪い遊び。男の人にはわからないかもしれないけれど、ピンヒールであんな足場の悪いところでスマートに踊るのは、ほんとうにほんとうに修行がいるのです覚悟がいるのです*3。この覚悟や刹那をわかってほしいだなんて思わないけれど。そういう意味で、これはまったく女子映画。40年前の金字塔は今夜も新品みたいにピカピカにまぶしい輝きであった。満足。
日曜日のせいかそれほどの混雑はなかったけれど、好評につき上映が一週間延長され、イメージフォーラムでは9/21マデ。ふふふ素晴らしい。