ペルセポリス

主人公の女の子の、普遍的といえばあまりに普遍的な身勝手さにウーン。なじめないまま映画が終わってしまってウーン。こんなことでくじけるなんて、悔しいなア。でも、こうやって、主観なんて立場によってどんどん変るよぐるぐる変るよ*1っていうのを全面に打ち出すのが作者の誠意なのかなー‥。正直だよな。尊敬に値する。でも苦手。なにがあっても自分にはこう見える、みたいな世界が、世界観が見たい。ああん居心地わるかった。えらくかっこよかったのはおばあちゃん(英語版だったので、声はジーナ・ローランズ!)*2。おばあちゃんのパンク魂あふれる言葉を、ジャスミンのいい匂いを、忘れずに、たいせつに。

*1:顕著にあらわれているのは少女時代、クギを持って追いかけた(←こわい)男の子と後日対峙するところと、初恋やぶれたりのところ。どちらも相手の言い分を聞いてみたーい気持になった‥

*2:おじさんの声はイギー・ポップ!まあ、字幕見るまでわかんないのだけどね‥