ミリキタニの猫

おじいちゃん萌え、したかも知れない。ミリキタニパワー、すなわちミリキタニチャーム無限大(おそるべし!)(憎めない!)(もはやいとしいなにもかも)。このチャームはどこから?芸術家であるというプライドから*1
酷いことをするのも、それを許すのも。手をさしのべるのも、手を受け止めるのも、すべて人間。愚かで尊い人間の営みに、タフにやさしくカメラを向ける。眼の前にこんなチャームな被写体がいたら、映像家はカメラをまわすしかないよねえ。物語はあとからついてくる。この映画のまなざし、好きだあ。

*1:たぶんそうなんだけど。でも根拠がないのがいちばん強いかもなあ。映画のラスト、「もう怒っていない」という言葉に、エネルギー源がなくなってしまったら画家としてどうなるの?と一瞬心配になるのだけれど。ナチュラル・ボーン・アーティストだもん。心配ないない!