鳴子こけしまつり（二日め）

朝起きて温泉。朝食後、こけしまつりをまたのぞく。10時に集合。こけし親善大使のおふたりは、今日はマップの服装で登場。さやかさんのこけしワンピース、ほんとにかわいい。赤い水玉のバブーシュカに敬礼ッ。

みんなしてバスに乗って、【日本こけし館】（→☆）で絵付け体験。こどもの頃こけしの絵付けをして、ひどくおそろしい顔にしてしまったにがい思い出があるため、やたら慎重。黒い絵の具はにじみやすいから、余分な絵の具を落としてから！と有難いアドバイス。「誰でも、数をこなせば上手になりますよ。そうねえトラック一台ぶんくらい描けば」。このアドバイスは‥。にっこり笑った顔にしたかったのに、真顔（＆大顔面）になってしまった。愛着わきにくい‥。みんなの作品を並べて鑑賞。オリジナリティなんて考えつきもしなかった、と猛省。上手なひとは上手だなあ。かわいいこけしはかわいいなあ。自分が作ったのに、やっぱり愛着わきにくい‥と思ったけれど、あとで自分がこけしの顔はめ記念撮影したやつを見てみたら、絵付けしたこけしにかなり似ていて、あのこはまぎれもなくわたしの子‥。かわいがるしかないか‥という気になった。

【加藤こけし店】（「杉浦さやかさん旅の１本」との張り紙が*1‥）は、ヌマ先生、さやかさんお二人ともが大ファンの工人さん。奥様の色使いが独特でいいんダヨ！旦那さんのお人柄も素敵！と大絶賛。ちいさなこけしやさんが、突然のごった返し。ご主人はお昼寝してたのに、こころよく起きてろくろをまわして見せてくれた。奥様はにこにこしながら、買い物したひとりひとりにちいさなこけしをおまけでプレゼント。うれしいけど、これ、商品じゃないですか。ダメですよあげちゃ！もっと毅然としていてーと思いつつ、ありがたーくいただく。わたしたち一団が去ったあと、商品が半分くらいになってしまった。ここもまたゆっくりお邪魔したいお店だわ‥。

いったんホテルにもどって、自由時間。福岡からこけしまつりに来ているモズちゃんにひとめ会うべく（今回の旅行の個人的大イベント！）、鳴子商店街をさまよう。昨日から、ニアミスしているようなしていないようなびみょうなかんじで、うー・やばい、会えないまま終わるかも。そんなに広くないんだもの、キット会えるよーとのんびりかまえていた自分を叱りつけたくなってきた頃、文字どおり“駅前”でついっと会えた。濡れた瞳のかあいいお嬢さん。ワアワア喜び、またいつか！こんどはゆっくり！！。手を振って別れる。わたし、こけしの神様を信じる！

帰りは臨時の【おもいで号】（16:03）（→☆）。ワーイ。行きの普通電車もよかったけれど*2、おもいで号に乗れてうれしい。この陸羽東線、車窓から見える風景がたいそうきもちいい。線路がまっすぐで見晴らしがよくて。ぜひまた乗りたい*3。おもいで号に乗ったあたりから雨が降ってきた。そういえば天気予報、土日とも雨だったのだけど、一瞬にわか雨があっただけだったなァ。わァ、ウンがいい？やっぱりこけしの神様はいるね（こけし祭りはどうなっちゃうんだろ‥とドキドキしたけど、たぶんこの時間には終わっていた）。

古川で、新幹線に乗り換えて。福島のあたりで、窓から虹が見えた（こけし神‥）。各自降りる駅で流れ解散。バイバイまたね。東京着は、19:24。

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鳴子、よいところだった。かわいいこけしの町でもあり、珍紀行スポットでもある。ぜひまた行きたい。商店街のお菓子屋さん（鉱泉堂）*4のご主人・鳴子ホテルの女将さんにおすすめの季節をたずねたら、二人とも、紅葉の頃（１０月下旬〜１１月上旬）を推していた。鳴子の紅葉は東北一だと。すごいのだそうだ。冬は冬で、足元（排水溝？）から湯気がたちのぼり*5、幻想的でいいンだそうだ（ヌマ先生談）。
こけし。やはり数体買ってしまった。買わずにおれるか。鳴子のこけしは、素直にかわいい顔つきで、とっつきやすい*6。素朴な顔ながらも、一体一体びみょう〜〜にニュアンスが違う（角度でも違う）。このびみょうな違いから、わたしに秋波をおくってくるコをさがすたのしみったら！（すでに妄想スイッチがオン）（妄想のはじまりは恋のはじまり）

*1:フロム「週末ジャパンツアー (杉浦さやかの旅手帖)」。いっちばん最初に、鳴子こけしまつりが紹介されてます。ほかにも素敵スポットがいっぱい。この本読んでると、ぼやぼやしている時間はない！素敵をさがしに旅にでるのダ！という気になって困る。命短し旅せよ乙女

*2:ディーゼルカー？ワンマン電車。ってどういうこと？駅についても、開くドアと開かないドアがあるんだよ。開けるときはボタンを押すんだよ。駅のホーム、地面が土だよ

*3:自分メモ：本数が少ないので時刻表チェック重要

*4:おみやげに買った鉱泉堂の栗もちが本気で美味しかった。次は自分用のおみやげに買う←自分メモ。メモというか決意というか誓い

*5:これは一年中。おかげでシルバーのアクセサリーが半日で変色してしまった←磨けばもとにもどるけど。次行くときは、磨く布持っていこう

*6:すごい個性的な系統（一概には言えないのだけど）のは、一生可愛く見える気しない。でもなにかの拍子でとりつかれそうなファムファタル的ニオイも感じる。胴体が細すぎる系統もこわい。目がニヤーとしてる系統もこわい