ラット・フィンク 〜ボクのビッグ・ダディ〜 @シアターN渋谷

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ラットフィンク好きのKに連れられてレイトショー。ラットフィンクのことは薄気味の悪いネズミ、ラットフィンク好きのKのことは薄気味の悪い趣味‥と認識していたけれど。ラットフィンクの生みの親エド・ロスは、意外にも朗らかな男であった。朗らかに、子供のように、変わり者。ラットフィンクは、あの人気ネズミーキャラの明るい人気者っぷりに耐え切れず生まれたそうで*1、一部のアメリカ人には待ち望まれたキャラクターだった模様。アメリカの病理は根が深い 広いアメリカには色々あるのだなあ。
例のごとくKは、「限定販売のTシャツはもう売り切れちゃったんじゃない?」などと心配していたが。例のごとく、山積みに売られていた。ていうかこの日の観客4人だった。いくらレイトショーとはいえ‥。というかラットフィンク‥ そもそもキーワードにもなってない。
映画はポップカルチャーらしく明るくヌけた仕上がりでなかなかよかった。エドのカスタムする車のいくつかは本当に芸術品といわずにいられない壮大なバカバカしさ。ピュアでもの凄くかっこいい。いつか実物をこの眼で見てみたい。世の中に、こういうものは必要だよなあ、アメリカはけっこういい国だなあ、ビック・ダディはアメリカなのかしらん、と感心した。

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(映画館内ギャラリー) (気になったおとぼけモンスターのプラモデル。おとぼけ‥?)

*1:でもこの頃のミッキ一マウスはまだ邪悪な面が見え隠れして、今のミッキ一よりはいいと思うけどなあ