天然コケッコー

島根にはこんなきれいな場所があるんだ*1‥。ひろがる風景のすばらしさに、ぼんやりうっとり。子供たちがみんな、ちいさな宇宙を持っているような表情を見せてくれてうれしい。サチコの幼女ならではのむくむくした愛くるしさたまらん。そよは原作(漫画)のなかからでてきてみたいにそよだった*2。泣き顔いとしすぎ。すこしぽうっとふわふわした少女期の魅力。過ぎていく日々のまぶしさに、気が付けばところどころ落涙。夏休みっぽい涙。
そしてエンディングのくるりの歌がほんとうによかった。くるりは好きだけど、天コケの主題歌にくるり?という疑問は、アルバムを聴いても、「いい歌だけどこれが天コケの主題歌?」ってぬぐわれることがなかったのだけど。今日、映画を観終わって、ここにくるりを持ってくる距離感がこの映画だわーって、つよく納得。最強タッグだよ‥!(でも、この歌が流れ終わったら映画館を出るんだから、切なくなっても泣いちゃいけないので意地悪だ)

*1:パンフにロケ地マップがあるのが親切。「ロケ地巡りツアー」のチラシが映画館に置いてあるのもほほえましい。あ、映画館(シネスィッチ)には生徒たちの習字など飾られていて。映画が始まるまえから少しずつきもちがわくわく持っていかれるかんじがたのしい。にしても、大沢くん、「過疎」って。

*2:映画として原作にすごく忠実というか敬意はらいまくり。イメージがこわれるのをおそれて映画館に行くのをしぶっている人も、その心配はいらないと思います。この風景はスクリーンで観たほうがいいと思うので、ぜひ、映画館へ