横須賀美術館

http://www.yokosuka-moa.jp/ *1
谷内六郎館】
思ったより小さかった。去年の横浜そごう美術館のときの1/4くらいの展示量ではないかなあ。でも入館料300円だし(常設展(←今日は途中集中力が途切れてじっくり見てられなかったけれど、なかなか充実していたみたい)も観られて300円はなんと破格なお値段か。でも、多くの人は交通費と時間がかかるよねえ)、なによりいつ来ても谷内六郎の絵が迎えてくれるというのは素敵なことだ*2
【アルフレッド・ウォリス 海に生きた素朴画家】 

ルフレッド・ウォリス(1855〜1942)は、イギリス、コーンウォールの港町、セント・アイヴスで船具商を営み、七十歳になってから独学で絵を描き始めた異色の画家です。その登場のきっかけは、1928年、セント・アイヴスを訪れた画家ベン・ニコルソン、クリストファー・ウッドが偶然ウォリスの家の前を通りかかり、壁に掛かった彼の絵を目にしたことによります。その作品は、船乗り、船具商としての前半生を反映するように、荒海を航行する帆船や、汽船、灯台、セント・アイヴスの港や街の情景などを、ボール紙の切れ端や板に船舶用のペンキや油彩で描いたもので、現代の美術が失った素朴な味わいに満ちています。

企画展は、今日ハジメテ知った画家*3 *4 *5、ポスターの絵が子供の絵みたいで素敵だったので。70歳から絵を描き始めたイギリスのおじいさん画家で、アウトサイダーアートみたいなくくりになるのかな。子供の絵のような遠近感はおじいさんの頭のなかで再構築した、船乗りパースみたいなものらしい。自分にとって、世界はこう見えるということ。その世界を創ること。その世界が真摯であること。こういう絵を観るのは贅沢でたのしい。素敵な時間だった。

*1:余談だけど〜。つうか愚痴だけど。旧IDで一ヶ月以上更新しなかった(引っ越してきたから)ら、市民権なくなった。けっこうきっちりしてるのね、はてな。クールなのね、はてな。もう他人なのね‥。キーワード作ろうと思ったのに

*2:展示があまりに無造作だとか、パンフがなにかの再録みたいだとか、好きだからこそ口うるさく言いたいこともあるけれど。でもいつ来ても絵がある、っていうのは素敵だ。うん

*3:ん。今年の春先に庭園美術館であった展示の巡回展なのかしら。ははは知らなかった。観られてよかった

*4:お。この次の企画点は「澁澤龍彦 幻想美術館展(10/6〜11/11)」。ワーイ、これも行かねば

*5:ていうか、この日暑すぎて、屋上とかお庭とか、外にでる気にならなかった。もっと気候がよくなったらニコニコピクニック気分で海を見に行くよ。海と山、ロケーションはかなりよいので