いのちの食べかた
覚悟してるしわかっているし、平気だもん、と挑んだけれど。映画が終わってしばらくは、椅子から立ち上がれなかった。わたしって甘ちゃんだ。
赤くたわわに熟したトマトの映像を、うわあ美味しそう*1と思うように、上からつるされて血抜きされた牛の映像を、うわあ美味しそうきっと霜降り!と思えるような、そういう人にわたしはなりたい。(‥無理)*2
すべての食材のいのちをいただいて生きてゆくわたしたち。人間にも天敵がいればいいのに。だれかの捕食生物ならいいのに。そうすれば罪悪感がうすれるのにな。こういう罪悪感をうすめるために宗教はあるんだろうなあ‥。特に宗教をもたないわたしは、自分で買ったお肉(野菜も)はなるだけ美味しく調理して、ありがたくいただくことを供養とするしかないのかしら。いただきます、って感謝して。ありがとうごめんね、ごちそうさまでした。