ギンレイホール二本立て:クワイエットルームにようこそ/めがね

ロードショー時にびみょうに気になりながらも、べつにいいか‥と見逃していた2本立て。ギンレイに来るなら観てみるかあ、と重い腰をあげるも。べつに見なくてもよかったかなあ、な2本立て。気になってはいたから、見たことに悔い*1はないけどさ。こまかい感想は、不満がおもなので、おもしろかった方は読まないほうがいいと思います。

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こういうのおもしろいと思う日もあるだろうけど。おもしろくしようとしてるのもわかるけど。大画面で見ると鼻白む。アシスタント役を妻夫木くんにする価値がわからない(妻夫木くんに罪はない)。意味ない豪華キャストってむしろ邪魔だと思う。笑いの種類もTV画面でよかったかんじ。
めがね(3枚組) [DVD]

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前作「かもめ食堂」がいまいちだったので*2(周囲の感動に疎外感を覚えしょんぼりした)、でも「バーバー吉野」はおもしろかったよな‥、あえて同じ路線をぶつけてくるというのは、「かもめ食堂」にやり残しがあるのを認めているのよね?などと気になるものがあったので、なにかの確認のつもり。
ううんなんていうの、たぶん言いたいことはわかるのだけど。やはり映画館で見る意味がわかんない。もはや脳内でいい気がする。もたいまさこに頼りすぎ。朝、部屋にもたいまさこが出没する意味がまったくわからない。ホラーか。ホラーなのか。この映画でリフレッシュする者あれば、おおきく消耗する者あり。わたしは後者だということだ。自分のゆく道がわかり背筋がのびた。ある意味すがすがしい体験。小林聡美の着ている服がどれも可愛くてすてきでした(ここまでお洒落じゃないとロハせない(←間違えた動詞化)のか‥とも思ったけど)。真似っこしたい。←煩悩まみれというかどうせ汚れちょる

*1:なにを大袈裟な、と思われそうだけど、3月・4月の名画座の特集上映の重なりっぷりはものすごくって。なにを観たかということは、なにを観るのをやめたのかということなんですわたしのなかで。そう思うとちょっとね‥

*2:しかしのりきれないながらも2度観た‥。1回めわたしの反応と周囲の女性客の反応があまりにちがうので、リベンジのつもりというか、新婚旅行がフィンランドだったのでぜひ観たいというKに、「もう観たよ」とも言えず。Kはわたしよりお人好しだからすごい満喫しちゃうかもなー、またわたしひとりぼっち気分になっちゃうかもなーと踏み絵のようなきもちで挑んだが、Kも「いまいち‥」と言ったのでほっとした思い出