魔法にかけられて

よく出来たディズニーのセルフパロディだというのと、猛禽ちゃんinニューヨークという評判が気になり。せっかくのお誕生日月なのでバウスシアターへ(お誕生日月は誰でも当日千円(同伴者も1人まで)なのです。こういうとき、免許証持ってないとせつないよね。窓口で保険証提示)。
おもしろかった!ディズニーランドに行くと身の置き場のなさに帰りたくなってしまうわたしのような人間にもとってもたのしめました。甘いロマンチックコメディながらも、あれ、これって‥ウヒャーみたいなブラックな視点*1 *2 *3がはりめぐらされ、その毒の加減がよかったです。わたしは「でもやるんだよ!映画」が好きすぎる(ただしやりきったものに限る)。アニメと実写とCGが豪華にクロスする映画なのだけど、アニメ部分が往年のディズニーアニメを思わせる上品な毒々しさで眼福だった(コンピューターアニメではなく手描きアニメらしい)。ギンレイに来たらまた観たい‥(ので来て。ギンレイに)。

*1:永遠のしあわせに固執するあまり悪事に手をそめる王妃、現実世界ではただのノータリンのような王子さま(お伽噺の王子さまって、お姫さまに恋されるだけがお仕事だものねえ。やるせなし)、やけにトウのたった・しかしそこがチャーミングなプリンセス(候補)。そして「このプリンセスが若かったら自分はこんなにたのしめなかっただろうなー」としみじみしてしまうわたし

*2:「このプリンセスが若かったら‥」に似たものに、ほし/のあきがあと5歳若かったら応援する気になれなかっただろうな、10歳若かったらむしろ嫌いだったかもなという感情があります。まー実際は具体的にはなにも応援してないんですけど

*3:プリンセス役のエイミー・アダムス(1974年生まれ)はほんとにキュートにトウがたっていて(トウがたったところに説得力があるのよ)(ディズニーアニメのプリンセスって実際はみんな10代なんだよね。10代のプリンセスならアホな王子とも恋に落ちたら疑問なんか持たなかっただろうなあ‥とか)そこが映画のチャームをあげている。まじで