岬 (文春文庫 な 4-1)

岬 (文春文庫 な 4-1)

読了後、はげしく消耗。これぞ小説という気持ちと、いっそ死んでしまいたい、でもこう感じる気持ちが生きている証拠ね‥とうなだれる気持ちが半々。ぬけがらとなる。ただの小説なのにすごいパワーだ。パワー弱めの「黄金比の朝」がいちばん好き‥(若さって救いだわ‥と思ったけど、「岬」の主人公も23歳なのよね‥)。しばらく体力気力をたくわえて、ほかの中上作品に挑もうと思う。