ソビエトアニメ劇場(プログラムA:アニマル)

http://www.baustheater.com/sobieto.htm
自分はアニメってそんなに好きじゃないんじゃないか。琴線にふれるのはごく一部の作品じゃないか。でもそのふれっぷりがすごいときがあるからなあ‥。うだうだ思いつつ、バウスシアター*1で、Aのアニマルプログラム。うだうだしながらも、うきうきたのしみにでかけるわたし。
心のメーターがふりきれることはなかったものの、なかなかたのしんだ。好きな順に→「戦争」(擬人化のきもちわるさと可愛さと。残虐シーンの血の赤さ)、「穴熊と月」(100%かわいい。動く絵本みたい(霧のなかのハリネズミみたい‥)。カエルのびっとんびっとんした跳び方ったら!)、「ハエとゴキブリ」(エストニアの古典文学とあるけど‥ぜひ読んでみたい‥)。ぜんぜん好きなタッチじゃないながらも魅力的に見えたもの→「猟師*2」(ソビエトアニメと思えないタッチや色使い。ダイナミックな生命力に笑うしかなく、肯定映画かと思ってしまった。解説読んだら真逆でビックリ)、「コウノ鳥のキーチ」(独特な絵(きもちわるい)ながらも楽園的色使いにクラクラ)。なんだかんだ充実。「ハエとゴキブリ」が英語字幕だったので驚いていたら、「穴熊」と「コウノ鳥」ではそれすらも出なくなった(ただロシア語音声で会話がすすんでいく。まァ英語字幕でも半泣きなのだが‥たのしいはずのアニメ鑑賞で脳みそをフル稼働するわたし)‥。おおよその展開はわかるものの‥。けっこう会話してるのに‥きっとかわいい会話をしてるのに‥(知りたい‥)。ラフといえばあまりにラフなアニメ劇場だ。

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しかしこういう国別のアニメ上映、なぜ日本版をドーンとやらないのだろう。前に見た「昭和初期の短編アニメセレクション(→☆)」がすっごくおもしろかった(映画館じゃなくてカフェ上映‥)ので、もっとああいうの見たい。切に思う。よその国の素敵もいいけれど、うちの国の素敵をもっと。もっと見せてほしい。

*1:チェコアニメが広いほうだったのでそのつもりで行ったら、狭いほう(旧ジャヴ50)だった。ガーン。でも狭いほうでじゅうぶんなお客さん数だった。サービスデーなのに

*2:漁師では?