ヘアスプレー

Kが(ジョン・ウォーターズカメオ出演を)観たがったので二度目のヘアスプレー。二度目でもしっかりおもしろかった。よく出来てるよなー。ご存知のとおり、主役のトレーシー役の娘がはちきれんばかりの太っちょなのだけど。このダンスステップ、痩せてる娘が踊ったらセクシャルすぎて下品だよなあ。太っちょだから、ユーモラスにかわいい!ってなるけれど。これは太目の新しい魅力をうちだしたとプラス解釈していいのかしらん。それとも太めを性的対象外と脳が判断したというマイナス解釈なのかしらん。でもデブ専の人が見たらたまらなくセクシーなのだろうか‥。デブセクシーについてとりとめなく考えた。
Kは映画に気をよくしてパンフレットを買っていた。ジョンに対する監督のインタビュー部分が愛情深くてよいかんじだったので抜粋。

(問:オリジナル版の監督、ジョン・ウォーターズには会われましたか?)
会ったよ。彼は僕のヒーローだ。僕がどれほど彼に敬意を持っているか知ってほしかったし、彼にこの作品の一部であってほしいとも思った。だから、彼にカメオ出演を依頼したんだ。彼からはふたつアドバイスをもらったよ。ひとつは、「ただオリジナルをコピーするのではなく、君なりの映画を作りなさい」ということ。もうひとつは、「トレーシーを演じる子は太っていなければいけない」ということ。「ぽっちゃりではダメ」だと。僕は「どんなに大変でも、絶対その子を探します」と約束した。そしてちゃんと見つけたんだ。

「(監督のプロフィールをながめて)こんな爽やかな経歴の人のヒーローがジョン・ウォーターズってほんとかなあ?」いぶかしがるK。「映画を作る人であれば、誰もみな拝まずにはいられないんじゃないかなあ。ジョンウォーターズのことは」(わたしのよくわからない返答)。「そっか‥!」(なぜか納得するK。なぜ納得するのだろう。謎だ)。