ドッグレッグス 第76回興行「障害力」

ふとしたことからドッグレッグスを観るようになって早何年?7年くらい?ながいこと観ていると、特に新しい感想を書けなくて困る(とにかく事故とかありませんように‥と祈りながら楽しく観ている。ずっと楽しいってすごいよな、とも)。
今回は中嶋さんが感慨深かった。中嶋さんの人生のあれこれがというか(レフリー時代からなんとなく好感を持って観ていたら選手になって出てきて、癌を告知されて、手術受けていったん治ったものの再発のおそれを抱き、鬱を発症して‥←今ココ)。一ヶ月ぶりに自分の家を出たと言っていた。「ドッグレッグスで癌を治す!ドッグレッグスは新たな民間療法になるのか?」。どんなことも笑い飛ばすその心意気が好き。「NO LIFE NO HANDICAPPED」と書いた垂れ幕(?)持ってた。
長く観ていると、いいときもわるいときもある、そういうことだろう。日常いろいろあるのは、誰も皆同じだろう。いろいろある者同士が、リングのうえで真剣勝負。スポーツって尊い。障害者だといろいろなドラマが目に見えてきやすいから感情移入しやすいだけで(とはいうものの感情移入はしてないなあ。共鳴させられることはあるけど)。でも今回の試合で印象的だったのは、中嶋さんとチームダメ流。ともに健常者(中嶋さんは癌患者、ダメ流はロリコン(分類は魂の障害者‥)と元ひきこもりのコンビ)。この混沌具合がドッグレッグス。今日も満喫。
聴流(聴覚障害者コンビ。ふたりともイケメン←ほんとだよ。応援するしないにかかわらず、つい見ちゃう。見惚れちゃう。美形ってすごい吸引力。感動した!)のいじり方がおもしろすぎる。でもわたしが応援してるのはダメ流‥(がんばれゴロー)。どちらを応援するかでその人の立ち位置がわかるとアナウンスで言われていてガーン。ちなみにKは聴流を応援しているらしい。Kったらイケメン気取り!?と見せかけて単なるイケメン讃歌(マダム寄り視点)‥。無邪気な奴め。