ヤン富田 インストアライブ@タワーレコード渋谷店

Music・Meme4 VARIATIONS(DVD付)

Music・Meme4 VARIATIONS(DVD付)

発売記念インストア。豪華だった。

セットリスト:1)ヤン富田ソロ(なぞの機械操作) 2)Doopees:love songs 3)Doopees:moon light(キョンキョンカバー) 4)Doopees+naives:forever yann (スタッフさん?紹介をはさみ) 5)Doopees+naives+スタッフさん:だいじょーぶ アンコール)ヤン富田ソロ(スティールパン演奏) 

思いのほか‥男子率がたかいのが、意外なような、当然のような(男女比は7:3くらい?)。まずは、「ドゥーピータイム2」の度重なる発売延期*1と「リビングサウンドシリーズ」の発売中止を謝って、ライブスタート。
1曲目、ほんと、ヤンさんがなにをしていたのか、わたしにはさっぱりわからなかった。「オーディオ ラボトリー」、なるほど音楽実験工房かー?なんて思いながら、電子音に身をまかせ。ヤンさんの手がコードをいじる(この表現‥)のをぼんやり見ていた。「機械が泣いているの、わかる?この音‥。これは、涙のしずくが集まって流れてゆく音‥(コポ、コプ、コポ‥)」。2曲目。まさかこの目がドゥーピーズのライブを目撃するとは。とはいえドゥーピーズのライブって微妙(CDはボーカルの回転数をいじっているから。CDの声は再現できないのです)。キャロラインこと大野さんの「お元気になられてよかったです!」の声に会場から大きく拍手があがるも、「こういうMCで拍手をもらうより、演奏で大きい拍手をもらわなくちゃダメなんだよね」。「love songs」の終わりのところを、「ほんとはもっと長く‥。40分くらいやってるともっときもちよくなるんだけど。今日は(お客さんが)みんな立ってるからね。このへんで(終了)」。いとうせいこう高木完が出てきて、スタッフさんもどんどんステージにあげて、みんなで「だいじょーぶ」。ヤンさんはアコースティックギター。なんだかすごくじんわりいい気分になってこみあげてきて、まわりがみんなアンコールしてたけど、ここで終わるのも美しくていいじゃない、なんてぼんやり。でもアンコールのスティールパンの演奏もとても美しくてしみた。結局80分くらい演奏してくれたのかな。今回のアルバムについても、「この値段でDVDとブックレットを付けるってことは*2、‥。そうです、今回の儲けはナシです」なんておっしゃっていたが。きっとほんとにそうなのだろうな‥。電子音と人情が不思議にあつくからみあう夜だった。

*1:CDブックを読むかぎり、2は発売中止なのかと解釈してたのだけど、はじめ延期と言った?でも、後では中止と言い直してた(2をとばして3が発売されるみたいな)。結局いつかなんらかのかたちで世に出したいということにおさまっていたように思う。←自信ナシ。とりあえず当面はなしダ

*2:ちなみに中に入っている葉っぱはシオリだそうです。本で気になるところにはさんでって。「ちゃんとこういう細部って伝わってるのかなあ?シオリだよ?」気にするヤンさん。ごめんなさい。はて葉っぱ?というかんじだったよ‥