『童貞。をプロファイル』刊行記念トークショー　＠青山ブックセンター（本店）

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童貞。をプロファイル

童貞。をプロファイル

松江監督×オーケンのトークショー。中野周辺で姿を拝見する（すれちがう）ことの多かったおふたりのトークショーを青山で。この日のわたしのツボはそこでした。
ＡＢＣだから？映画「童貞。をプロデュース」を観た人が案外少なくてびっくりした。なんてわたしもまだ本買ってないですけど（ちゃんと買います）。でも、映画のさわりを上映したときの反応が上々で。「まだまだ届く層がある！」と喜ぶ松江監督の姿が見られたのでなんだかよかった。
（長くなる＆くだらないのでたたみます。最後まで読んでもオチとかはないです）

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・ミネタさんが『ＤＴ神』のように神格化されていておかしかった。今、時代のＤＴ王はぶっちぎりでミネタさんらしい。（まだ本読んでないから詳しいところはわからないのだけど→）「おれ、ミネタくんのところ読んでひいたー。実際会ったときに彼の口から話をきいてはいたんだけどね。活字になったのを読んだらひいたわ。ドン引き‥（大）」。「俺、ラブソングって実体験をもとにしてるのかと思ってたんだけど。『ベイビーベイビー（銀杏）*1』はまったくの妄想ソングだって。ＤＴの妄想。今じゃあ恥ずかしくて歌えないって言ってた（松）」「それはまだ若いからでね。俺くらいになるとそのＤＴが妄想する様子が愛しくなるのよ！ベイビーベイビーいい歌だよ！（大）」
「大槻さんはＤＴ時代はラブソングどうしてたの？（松）」「実体験なかったからねえ‥。‥だから、ラブソングかけなくて‥。‥『高木ブー*2』とか、そんな歌をね‥（大）」
・「ジュンスカとかねえ、俺、当時は嫌いだったんだよ。ライバルだったし。もろＤＴソングじゃん。でも今聞くといい歌なんだよねえ青臭くって。大好きだよ‥（大）」
・「ボウイが流行ったとき、時代はこんなものを求めているのか！と危機感をかんじたんだよ。“シャワーをあびてコロンをはたく（？）”だよ？どこにもＤＴ時代の名残がないよ？ずるむけだよ？こんなものが求められてるのかってね‥。あのときはあせった‥（大）」。「ＤＴソングの第一人者って誰だろう？はじめてＤＴソングを歌ったのは‥。もしかして筋肉少女帯なのかなあ。まじで（大）」「子供だーましーのー童貞ビジネース（童貞ビジネース）♪（ドタドタうるさいＲ＆Ｒバンドのメロディで）（大）」（２号くんの部屋には当然のように『特撮』のポスターが貼ってあります）
・ＤＴ映画は「スパイダーマン」。マッチョな正上位でガンガンっていうのが「スーパーマン」、ヨローッパテイストをとりいれて背徳的なのが「バットマン」、ＤＴが自分でいじってるのが「スパイダーマン」！（←たしか二人でくちぐちに）
・それにしてもげに愛しきは、ＤＴの強がり。わざわざ風俗に行っておいて、「今日はいいや‥」ってすましたりするんだよね。自分で振り返ってもわけがわからない。ホテルまで入っておいて、「今日はやめておく」とかね。まったくわからない‥。でもねえ、そういうＤＴ力がものをつくる原動力になるんだよ（大）」
そうそう、今の子たちは、「俺ＤＴです」って素直に言えちゃうのが不思議なんだよ。俺、当時はそんなこと言えなくて。うその初体験を脳内でつくりあげてたもん。もっと悩んで屈折してほしい（松）」「例の秋葉原の犯人も掲示板にＤＴだって書いてたよね（大）」「そこにそんなこと書かずにもっと‥ものをつくる原動力にねえ。ああ、彼に「狂い咲きサンダーロード」見せたかったなあ！「１９歳の地図」とかさあ。見てないよね？（大）」「見てないよ。見て欲しかったよ‥（松）」。
・映画「童貞。をプロデュース」をすこし上映。場内クスクス＆失笑の嵐。「これが女の人相手だとダメなのかな？“処女。をプロデュース”。おもしろそうだよ？童プロを模倣してオーツキさん処プロを撮れば？監督デビュー作ってすごく思い入れが入りそうじゃん。トモロヲさんが“アイデンティティ”を撮るとか、すごく理にかなってるじゃん。チカラも入るし。そんなところに大槻さんがね、“処女。をプロデュース”。チカラがまったく入ってないの！むしろ脱力してるの。ゆるゆる（松）」。「お正月なのに同人誌をカリカリ描いてる腐女子に、「もういいからてきとうなオタクとやっちゃいなよ〜」ってけしかけて。「え〜やだあ、オタクってきたないもん」とか返されて（大）」「ばかっ！って叩くわけですよ。プフフ（松）」。「それまったくのパクリじゃないですか〜（大）」「いやドキュメンタリーっていうのは、被写体が変わると同じことやっても同じにはならないから大丈夫！その面白さがドキュメンタリーだから！（松）」。
処女をプロデュースって、そんなに笑えなさそうだけど（ＤＴと比べるとたいしたコンプレックスもあせりもなさそう）（かと言ってこじらせた人にでてもらうと本気で笑えなそう‥）、そのかけあいは是非見たい。

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