早稲田松竹二本立て／昼顔（1967）＆夜顔（2006）

美しいものを汚してさらに輝かせたいという欲求。ブニュエルも悪よのう‥。
イヴ・サンローランの服の上品なライン。しとやかなエロス。カトリーヌ・ドヌーブがすでに芸術品。‥溜め息‥！すごいものつくったなあ。あと４時間くらい観ていたい。わたしも悪よのう‥。*1

ミシェル・ピコリが素晴らしいのはよくわかった。ゾクゾクするよなディナーシーン。だけど。話として笑えない。セヴリーヌに謝れ、このアル中エロ爺。ひとの古傷に*2。ひどいよひどいよ。悪戯心で済まされないよ？（わざとだよ？）

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美女の業（背徳）には寛容なのに、爺さんの業（エロ）に寛容になれないわたしは、まだまだヒヨッコなのか‥。

*1:余談。「アイドルたち（→☆）」で手足長造（てあしながぞう）の名前を欲しいままにしたピエール・クレマンティが活躍していた。やっぱりアンガ一ルズの田中を思い出したので、わたしは田中が好きなのだな、と思った（たぶん冷静に見たらちっとも似ていない。田中の姿が浮かぶのは好きだからなのだと思う）

*2:エロとかでなく、それで旦那さんを殺してしまったのだから