1950年代日本のグラフィック@印刷博物館
1950年代のグラフィックデザイン展。気になるけれど、印刷博物館の展示っておカタイ印象(以前行った展覧会がかなりアカデミックだったため)。ポスターは素敵なんだけど、どうかなあ。二の足を踏んでいたところ、popplesさんの日記(→☆)を読み、俄然行かなくちゃモードに。そうなると降りしきる小雨もなんのその。
会場に足をいれるとまず、企業広告ということで大橋正の明治ミルクチョコレートのポスターがお出迎え。キャー!なんって可愛いの!レトロモダンというかレトロフューチャーというか。ああ携帯の待ち受けにしたい*1(撮影OKだったらゼッタイそうしてた)!血がさわぐー。
情報の伝達手段があまりなかった時代だから、展示物ひとつひとつがすごい完成度。花森安治のデザインだけがずばぬけてすごかったわけではないのね、デザインに一球入魂の時代だったのね*2 *3。そぎおとしかたがまた見事!そうくるか‥!、と溜め息の連続。スマート(まんま渋谷系!←たとえが古いよ‥)でありながら、ぬくもりがあり優しいデザインに囲まれて至福のひととき。そうそう、ボアの包装紙(包装紙コーナーがあるのです!)*4、あのデザインは展示されてしかるべき!ってずっと思ってた。この展覧会、素敵なもの・かわいいもの好きは行くべき。おすすめ‥!(といいながら7/6(日)までの展示‥。すみません。でもゼッタイ素敵なので、気になる方はぜひ)
ちょっとお高いけれど図録も情報量びっしりで読み甲斐ありそう(これから読む)。惜しむらくは、こんな素敵で雑貨ライクな展示物ばかりなんだから、絵葉書とか作ればよかったのに。企業とか著作権とかがややこしくて断念したのかしらん。絵葉書があったら山ほど買ったのに‥(つうか欲しかった)。