ネズミと美人とわたし

朝、会社に向かう途中、会社のまえのわき道でネズミを見た。けっこう大きくまるまるとしてこげ茶色。迷子になってしまったみたいで、あちこちを行きつ戻りつして、たいそういじらしかった。
ネズミを見てテンションがあがったので、更衣室でいつも会う友達に報告しようと思ったのに、更衣室には誰もいなかった(いつもいるのに‥。ネズミを観察しているあいだに着替えて出て行ってしまったらしい)。ウズウズしてたので、その後エレベーターで会った美人秘書の先輩に、「わたし、今そこでネズミ見たんです!」と報告すると。
「キャッいやいや、どこに居たの?」。真顔で「イヤーン」て顔をされたのでびっくりした。ネズミって、見たらイヤーンて顔するものだったんだ‥。