井口奈己監督特集 @早稲田松竹

犬猫 [DVD]

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3度目。この映画は好きだけど、藤田陽子のスズには違和感が残る気がする。3度観ても慣れない‥(たぶんふつうに性格のいい人なんじゃないかなあ、無理してるように見えてしまう)。榎本加奈子のヨーコが完璧すぎるせいかしら。なんだかそこが気になって映画にはいっていけなかった。もったいないことをした(スズ(藤田陽子)もヨーコ(榎本加奈子)も今では人の母‥とかぼんやり考えていたためと思われ。ああほんとにもったいないことをした)。
丁寧によく出来た映画だと思った。のびのびと、ときにはずしながら(それも天然のようで計算的)、透けて見えるのは映画愛。映画愛のまえに人間愛とかが透けたほうがいいのかも、と少し思った。

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人のセックスを笑うな [DVD]

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2度目。おおまかな感想は前回と変わらず(→前回感想)。
この映画のことを思い出そうとすると、武田カオリの「ANGEL」があたまに流れて切ないきもちになるので、音楽の記憶ってすごいなと思った(エンドロールに流れる歌は、やっぱり「ANGEL」のほうがよいのでは)。今回もあがた森魚の使い方が気になった(猪熊さんをどういう人に見るかで、ユリの捉え方がだいぶん変わると思うので。あーでもどうでもいいのか)。今回も、特に恋を渇望するきもちにはならなかった。でもKのことを大事にしようと思った、と日記には書いておこう←昭和的なしめくくりかた。あと、ダイエット頑張ろうというか、永作さんの後姿のピンとした姿勢の美しさに衝撃を受けた。