浪人八景(1958)/車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964)@新文芸坐
〜鬼才・加藤泰 情念の鮮烈と奔流〜
【浪人八景】は、やけに天下泰平な映画だった。だいたい主役の市川右太衛門の顔からして典型的なアッパレ顔。旅の風景がまんま浮世絵で眼福(浮世絵を眼福と思う自分にはるばるしつつ、あのローアングルはほんと浮世絵的!)とか、金魚姫!そりゃまたなんたる姫っぷり(ちくんと残酷なことをけなげな笑顔で言ってのけるのがいいわー)とか、いろいろイイナアと思う箇所はあったものの、まだこの路線はわたしには早すぎる‥。
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なんだろう、なんといったらいいのだろう。この無茶を成立させているものはなんなのだろう。もうもうひたすら爽快で。最終的には眉間のチャクラがひらいた。
(また舞い上がってちゃんと書けなかったけど、すーごいおもしろかったのです)