俺たちに明日はないッス @ユーロスペース

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無様な青春ものなんだけど、ここまで無様をまっとうできたら、むしろ格好いいッス!爽やかッス!自分、感動したッス。ほんと、照れて正面から言えなくなるほどに、感動したのです。かっこわるい青春って、なんて正しくてまぶしいのだろう。だいすきかも。
脚本の向井康介、主題歌の銀杏BOYZ(予告で流れる「17歳」を聞いて、これは観なくちゃと思ったよ)、キャスティングの妙(役者さんは知らない顔ばかりなのが、逆にリアルでよかった。特に印象的だったのはチズ役の安藤サクラ。微妙な顔なのに時々異様にかわいくなる瞬間がすごくどきどきした。あと主役の柄本時生。君はほんとに平成生まれか。昭和というか見るからに××な風貌‥。この人が主役なだけでもらった感があるわ。あー・いいもの観た!)。適材適所というか、みんなその人でなくちゃ出来ないことをやりつくしたようで、まっとうですがすがしい。リアルでぎりぎりなかんじがすこし切なくとてもいとしい映画だった。