2008年の映画ベスト10

自分のなかでの年中行事、「本年度映画ベスト10」。今年観た映画は約160本*1。そのうち08年の映画は50本くらい、古い映画が80本くらい、再見の映画が30本くらい(この30本からはベスト10には入れません)。ロードショー館より名画座に多く通った年でした。「ポニョ」も「ぐるりのこと。」も「僕らのミライ〜」も「赤い風船」も観てないくせに(これから観るつもり)*2 *3、「GSワンダーランド」を三回観た、バランス感覚の欠如した年でした(わたしなりのバランス感覚、と開き直ることも可能)。

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1.殺人狂時代(→☆) クールでスマートですこしばか。すかっとしたなー。
2.ほら男爵の冒険(→☆) ほんとはこういう乙女映画ばかり観たい。
3.インファナル・アフェア→☆) なんで今まで観なかったんだろう。かっこよかった!
4.日本侠客伝 血斗神田祭り(→☆) プラトニックなのになまめかしいラブシーンに一票。
5.GSワンダーランド(→☆) 三回観た。DVDもきっと買う(あきらめに似た悟り)。
6.百万円と苦虫女→☆) 同監督の「俺たちに明日はないッス」とどちらにしようか悩んだのだけど、ほら、その‥。蒼井優がかわいいもんで‥(さいていの着眼点)。
7.ミリキタニの猫→☆) めんどくさくていとしい世界。二回観た。
8.女経(「物を高く売り付ける女」)(→☆) 粋だった。素敵!
9.魔法にかけられて→☆) 笑うって元気でる。
10.結婚相談(→☆) 悪趣味だなあ。しかしおもしろかった。

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余談。「接吻」は、初見時異様に感動してクラクラして、熱が冷め切らぬまま二度目を観たら、「・・・クオリティが高いのはわかるけどイヤな話すぎる‥」と自分の感動ぶりを思い返しうなだれたかなしい作品(けっこう真剣に落ち込んだため二度目は日記に書けませんでした)。二度目を観なければ上位にランクインしたはずなのでちょっと惜しい。

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名画座の特集上映では、シネマヴェーラ渋谷の「配給ケイブルホーグ」がとても有意義だった。こんなことされちゃあ通っちゃうよ‥。ヴェーラは「特殊学級Q」という学園映画特集もよかった。まあふつうに監督別の特集上映にもありがたく通わせてもらってるんだけど、同じ監督の映画を続けて観るって、自分のなかでの審美眼というか軸が狂ってしまうので、いつももったいない気持ちを抱いてしまう。
'09年は特集上映に踊らされずにクールに過ごしたい。けどきっと無理‥。なくなってほしくない場所には足繁く通って愛情表現しておくべきだと思うので、名画座に通うのはアリというかいたしかたなし。いいんだ。踊らされていいんだ。クスン。

*1:自分としてはこんな観ないでいい。依存か‥

*2:「ポニョ」はKと劇場窓口まで行ったんだけど、全席指定席制度のためすごく手際が悪く行列が出来ていて、それを見たKが癇癪をおこしとりやめになった。それ以外の映画は、なじみの名画座に来そうなものでつい

*3:実際「赤い風船」は「レッドバルーン」との二本立てで2月に早稲田松竹に来てくれるみたい楽しみ!「ぐるりのこと。」も早稲田松竹に来る。楽しみ!