キセル @シアターイワト

130名限定ということだったけど*1、実際は160人いたとかいないとか。そのせいで、いたるところにお客さんがあふれていた。開演ぎりぎりに来たお客さんは、ステージ上(ご兄弟のすぐそば。ある意味特等席なのだけど、キセルファンはあまりそゆことに意義見出さなさそう)で三角座りして観たり(兄弟いわく、「遅れて来たから罰ゲーム?」)、ステージわき(ホールだったら、左右ひいたカーテンの陰あたり)の椅子で保護者のように観たりしていた。ほほえましいやら、あそこには座りたくないと思うやら。シアターイワトは、ふだんはお芝居のホールに使っているのかな、客席からステージをみおろすかたちになっていて、もの凄く見やすかった。ステージもだけど、トイレの内装がとてもかわいくて和んだ。音響はあんまし良くない気がした。
セットリストは、いつもと一風違ったかんじ。イキナリ「庭の木」?と驚いた。けど、キセルの曲順考えるのってむつかしそう。「夏嫌い」はライブではハジメテ聴いた気がする。すごい好きな歌なのでうれしかった*2。「青空に」(「夏嫌い」〜「青空に」の流れがスゴクよかった‥!エマーソンさんの生ピアノ!)や「窓に地球」も久しぶり。(んで「ハナレバナレ」を演らないっていう変則性)
1部も2部も、7曲(プラスアンコールに3曲)で、もっと演ってほしい気がしたけれど、ライブが終わった時刻が22時近かったので驚いた(途中15分休憩があったとはいえ、2時間半以上経っている)。MCが長かったのか‥!キセルの2人は椅子に座りながら演奏してたので、ゆるゆる感に輪をかけたのかも。MCは地味におかしくて好きだけど、もっと歌を聴いていたかった気もする。
おもしろかったMC。(トップランナーNHKの)に出られるかも知れない、って言われたけどあの話は立ち消えになったみたいだなあ、みたいなことを言う兄に向かって→)「トップでもなければランナーでもないやん」という弟。/ アンコールにあらわれて、「なんかこう‥ 暗いかんじでごめんなさい。でも心の中はね、ロックなかんじで。オーイエー的なね‥」などと言いながら(兄)、「君の犬」演奏。/ アンコールで出て来たとき、弟に向かって、「楽屋でリップ(クリーム)ぬってたでしょ。‥恥ずかしくない?」とからむ兄。「なんで?乾燥しますやん」と弟。
最近引越しをしたときに出てきたというキセル結成時に使っていたカセットデッキ(リズムボックス代わり?に・してもカセットテープて!デッキはあの、フタががちゃんと開閉するやつ)を使って2人で演奏した部分がなんだかとてもよくって、も少しこの編成でやってほしかった。キセルの音楽の、内側にむかって開いていくかんじが色濃くでている2人編成がさいきんとても好き。

【セットリスト】
(1部):1・庭の木 2.ピクニック 3.君と旅 4.くちなしの丘(原田知世セルフカバー) 5.枯れ木に花 6.山の日 7・しんしんしん(はっぴいえんどカバー)(*)
(2部):1.夏嫌い(*)*3 2・青空に 3.港が見える丘(ちあきなおみカバー) 4.町医者 5.写真 6.窓に地球 7.タワー
(アンコール):1.君の犬 2.ヴェガ / 3.鴉(*)
          (* ‥ 2人編成)(その他は4人でバンド編成)

写真は、Kが(ハジメテ)買ったキセルTシャツ。Tシャツを買うほど好きになったのかと思うとけっこう感慨深い。と思っていたら、Kいわく、「こういう緑色持ってないから」。ただのTシャツコレクター?

*1:チケットが取れたとき、2009年のクジ運を、ここ(1/4)で使い果たしてしまった!?とおののいた。けどよく考えたらクジじゃないからセーフ。たぶん、チケット取れなかったらこの日は会社を休もう、と決めていたので(シアターイワトが会社から歩いて行ける距離なので、いっそのこと)、神様が「おまえ怠けすぎ」と思ってチケットを取らせたのだと思う

*2:歌詞にこれは惚れるわちゅう箇所がある

*3:この時季に「夏嫌い」?かるい衝撃はしる