グミ・チョコレート・パイン(2007)

気になる日本映画2008 @新文芸坐

「有頂天」をきっかけにライブハウス通いをはじめた、大昔のわたし。今でもスゥエルマップスのファースト持ってます。「グミ・チョコレート・パイン」の小説は、「グミ編」のみリアルタイム(93年?)に読みました。(続編の「チョコレート編」がなかなか出なかったので気持ちがなかだるみ、アンド、オーケンの妄想にもそうそう付き合ってられないわーという気分になって*1、その後は未読。今こそ気分あらたに三作続けて読もうかな。誰に対する懺悔なんだか‥)
ケラがこの映画を作ると聞いて、ウワアと思ったものの、なんとなく、観そびれていた。こわかったのか?いい加減覚悟をきめ、重い腰をあげて新文芸坐へ。

グミ・チョコレート・パイン通常版 [DVD]

グミ・チョコレート・パイン通常版 [DVD]

いろいろ思うところはあるけれど、ケラもいろいろ思いながら撮ったのだろうなあと想像して勝手に感無量。つうか嗚呼‥。みんないろいろ、色々あるよね。老いも若きも。いろいろ、せつなかったり駄目だったり、いとしかったり見苦しかったり。なんていろいろな思いをあたまにめぐらせながらも、実際は、キャー!(こっぱずかしい!)(まぶしすぎる!)(ぶざますぎる!)(いとしすぎる!アホくさすぎる!エンドレスすぎる!)てなって(しかもあいまあいまにプクッて吹き出して笑って忙しくして)、あんま冷静に観れてない気がする。恥ずかしながらも、またもいっかい観たい。なんだこの心地よいめんどくささ。観終わったあとあまりに頭がぼうっとなって、熱が出たかと思った。外に出たら冷たい風がきもちよかった。

:::::

ロードショー時、「こんな子知らんよ」と思っていた主役の子が石田卓也(昨年わたしを夢中にした「GSワンダーランド」*2の主役の子)だったので得した気持ち。ロードショー時雑誌で、「役作りのために10キロ近く太った」と言っていたのは君だったのか。石田卓也の主演作ってわたし2作しか観ていないけど、マッシュルームカットでタイツはいたり、10キロ太ってアホなこと絶叫させられたり、君は大人のオモチャだな(セクシーな意味ではまったくなく)。ほほえましいことなり。つうか今のところかっこいい印象が一切ないんだけど‥(彼はジュノンスーパーボーイコンテスト出身なので、ほんとうはかっこいい人のはず)。わたしの見ていない映画でかっこよさを発揮しているのだろうか。気になる*3。しかし石田卓也、見た目はさておき、実にいい声している(ほれぼれ)。声に意識が集中するのは、10キロ太った成果だろうか。いやいやむくむくしたまあるいフォルム(肩の線がまるい‥。ドラえもんみたいで若干いとしい)が、かなりいろいろ救ってくれてます。ヘイ、ナイス増量!

*1:筋少は特に好きではなかった。好きになったら負けだと思っていたフシがある。子供とは云え女心は色々あるのよ。そのため(?)他人の妄想には冷淡

*2:エス!DVDはもう予約済み!

*3:はてなキーワード石田卓也の出演作リストに「GSワンダーランド」が記載されてないのも気になる。ちょう気になる