おろち(2008)
気になる日本映画2008 @新文芸坐
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2009/03/21
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長い言い訳はさておき、「おろち」。健闘したのではないですか。「おろち(谷村美月)」、もっさりしてたけど*2。原作を損ねることなく、けっこう忠実に、映画として再現・成立させていた。木村佳乃と中越典子は、なにはともあれ恐怖映えする顔でよかった*3。「ヒィィィ‥!」て表情が素晴らしい(木村の美人女優演技もいい味。つうか美人もコスプレの一種みたいに見えるのが興味深い)(中越は、終盤の高笑いね。真似したい‥!←どういう野心だ)。なんというかやり遂げていたので、観終わったわたしまですがすがしい思い(物語はどろどろだけど!)。
途中、おろち(というかヨシコ)が、「新宿ガラス」という歌を歌うのだけれど、これが妙に心にひっかかる歌。ちょっと気になっていたら、クレジットによると「作詞 楳図かずお」。楳図かずおといえば「人など好きになったから おまえ今日から蛇少女」*4というせつなすぎる詞で乙女たちをうなだれさせたけれど、ここへきて、またしても。ポエミー!!(←意味なく景気づけに絶叫)