くノ一忍法(1964)@ラピュタ阿佐ヶ谷
1964年/カラー/88分/監督・脚本:中島貞夫/原作:山田風太郎/脚本:倉本聰/出演:野川由美子、中原早苗、三島ゆり子、芳村真理、大木実、待田京介、山城新伍、小沢昭一、露口茂
豊臣秀頼の子を宿した千姫方の信濃女忍者たちに、豊臣の血を根絶やしにせんと徳川方が放った伊賀忍者たちが戦いを挑む。男の精を抜き取る「忍法筒涸らし」、胎児が女体から女体へ移る「忍法やどかり」など奇想天外な技が続出。中島貞夫監督のデビュー作。
出鱈目でおもしろかった。終わり方がやけにヒューマンだけど、山田風太郎ってけっこうそうだった気がする。終盤のやけにシュールな光景(塩の塊みたいなあれはなに?)が頭から離れない。くノ一ものだけど全員が腰元なので、黒いミニに網タイツ、みたいな絵はないのが残念といえば残念。忍者ものは破天荒ながらも企業戦士っぽいのがなんだかなあ(でもそこが人々の心をつかむのか‥)。
帰り道、前回ラピュタに来たときは、この道沿いに「月下美人」が咲いていたよなあと思い出す。なんの映画を見たときだっけと記憶をたぐりよせたら「恐怖女子高校」だった。わたしの映画ライフって‥*1 *2。
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わたしの人生ではじめてさずかったあだ名は「手裏剣博士」。幼稚園のとき。折り紙で手裏剣を折るのがうまかったため、男子園児からそう呼ばれ、うっすら尊敬されていた(博士じゃないじゃんと思うけど、幼稚園児の言うことだ)。忍者っていいよネ‥的なことを書きたかったけど、こんなのしかなかった。そんなもんか。