おばあちゃんカフェとわたし(の妄想)


乙友が、「池袋にやなぎみわプロデュースのおばあちゃんカフェが期間限定オープンしてるの」と教えてくれたので、一瞬こころを惹かれたものの、「ロッテンマイヤーという怒られカフェらしい」と聞いて、頭のなかに疑問符ぶんぶん。ロッテンマイヤーって、ハイジに出てくる?だとしたら、あのひと、現役の職業婦人だもの、おばあさんなんてとんでもない、下手したら30代‥かも‥。やなぎみわらしく(?)若い女性がおばあさんの特殊メイクをしてるらしいと聞いて、むむっと憤慨。街のそこここにおばあさんいるのに!(乙友は、ほんもののおばあさんたちじゃ手元がおぼつかなくてこわいからそれでいいと主張。一理あるけど!でもそういうリアルな老いについては触れないでおばあさんなんて、おかしいもん)
とりあえずどんなものかと見に行くも、満席の順番待ちの寸劇中。特設会場らしく窓からなかの様子が見えるので、気になっていた客層などを確認してきたのでよし(若い女性が主だった。やなぎみわのファンかしらね)。給仕のおばあさんは、なるほど背筋がのびていて、若い女の人のようだった。
とりあえず、あれはわたしの求めるおばあさんカフェじゃない。では、わたしは、どんなおばあさんカフェを求めているのか。秋らしく熟考にはいるわたし。それこそベタに「マトリョーシカ大図鑑」に載っているようなノスタルジックロシアの衣服をまとったおばあちゃんの群れにかこまれたい。ああ、でも、いきなり白人に浮気するなんてわたしったらはしたない。日本人なら日本のおばあちゃんを!‥でも日本のおばあちゃんらしさを求めたら、衣装はモンペ?地味すぎる。というかわたしはリアルおばあちゃんカフェを知っている。×××(←地名)の甘味屋さん。おばあちゃんがひとりできりもりしていて、注文したものを持ってくるときに腕がちょうふるえていて、ちょうハラハラさせてくれるあのお店。思い出したら行きたくなってきた。