八月のほんの少し

ほどほどの面白さの二品立てを見て、デパートとドラッグストアをひやかして(秋服を見ると、ほんとにもうすぐ秋が来るのね!ってうれしい)、お気に入りの喫茶店でお茶を飲み。まだすいている電車で帰路につくと、窓の外に残暑の日差しがまぶしくて、でもここは涼しくて。ふと充足感につつまれる。家について夕ごはんの支度。今日は時間があるから、クーラー(というか主に扇風機)の効いた部屋で音楽を聴きながらのんびりしたもの。会社から帰ってきてからだと、時間との闘いだからまだ陽が残ってあっついキッチンで、汗だらだら流しながらの調理だもの。今日はいい日だなあ、完璧だ。もしわたしがお金持ちの専業主婦だったら毎日こんな生活できたかしら。でも毎日こんな生活だったらそれを特別と思えないから感慨もないかしら。たまにこうして完璧な日!と思える今はしあわせなんだろうな。しあわせの基準値が低くてしあわせだな、よかった。