あしたの弱音

タイム涼介の新刊が同時に2冊。うれしいなァ。しかし「アベックパンチ 1巻 (BEAM COMIX)」はまるまる序章のようなかんじであった。おもしろいんだけど。初のシリアスな青春物になるのかな?色々見守らなくてはいけない気分だし、もちろん2巻をたのしみに待つんだけど。
こちら(↓)がめっぽうおもしろかった。

あしたの弱音 (BEAM COMIX)

あしたの弱音 (BEAM COMIX)

5年に渡りコミックビーム誌上で連載され、当初、普通のギャグ漫画であったのが、勝手にキャラクターが暴走し、途中でシリアスな青春漫画となった異色の作品。要望の多かった後半をメインに待望のコミックス化!

ちょんまげ中学生が主人公という無茶ぶりなのに、感動して泣いちゃった。なんなんだ。本編で泣いたあと、あとがきで泣いて‥ほんと、なんなんだ。えーと(ちょんまげ)中学生の成長モノなんだけど、作者がいっしょに成長してる風なのが甘酸っぱさをたかめていて素晴らしいです。成長っていうか暴走か。すごく、頼もしい、暴走。まぶしいなァ。バカだなーと思いながら、何度もきもちよく泣かされたいと思います。
タイム涼介の思い出】:以前、会社に漫画ブーム(おすすめ漫画を貸しあう、っていうだけのブーム)がきたとき。「日直番長 1 (ヤングマガジンワイドコミックス)」を漫画友達(女子)に貸したら、即効返された。「下ネタばっかでイヤ〜」。えーん、喜んでもらえると思ったのに。ていうかわたし彼女から借りた「ハトヨメ」、いつかおもしろく感じるときがくるかも‥って我慢しながら読んでいるのに*1。冷たいなァ。下ネタの下のリリシズムは届かなかったか‥。しょんぼりしながら別の漫画友達(男子)に、「Mちゃんには不評だったんだけど」とコトワリ付きで貸したら。「すんげーオモシロかったっす!下ネタ?たしかに下ネタだけど僕にはわかります。この作者は清潔な男です!」。‥あまりの絶賛で迎えられ、うれしがりながらも、こころのなかではちょっと引いた‥(←ひどい)*2 *3

*1:これが間違い。くだらん我慢はしなくていい

*2:でも「日直番長」はテンションにムラがあるのがちょっと苦しいかな、つう気がする。あ、この「弱音」も選集なのか

*3:あー・でも、「日直番長」の単行本には日常のひとこまっぽい書き下ろしがついていて、それがすごく好きだった。「明日の弱音」にはそういうスペースがないのが残念。←それどころか前半がまるまる割愛されてるのが残念