あまずっぱい→しょっぱい

友人(実年齢よりだいぶ若く見える独身女子)*1が、毎朝通勤中に細い道ですれ違う自転車の若者男子と、いつしか朝の挨拶「おはようございます」を交わすようになり、「今日は暑いですね」とか「行ってらっしゃい」とか一言二言言葉を交わすようになり。そして先週、名前を聞かれ、朝の挨拶が名前付きになったらしい。あまずっぱい!
「けどあの子、わたしの年齢知ったら引くよね。ああわたしがあと5歳若かったら‥」。5歳若くてもけっこうイイトシだよなと思ったけれど黙って聞いていたら、「いや、あと10歳若かったら。‥いや、あと15歳‥」。あまりに謙虚になりすぎるので、聞いてるわたしが切なくなった。

*1:どうでもいいけど彼女は、定期を買うとき、誤って、実年齢より10歳年上にして買ってしまったらしい。なぜ即座に再発行しないのか、まったく理解できない。「いや、10歳年下にして買ったらサバ読みすぎて、世の中に顔向けできないけど、10歳年上って。事故でしょ〜」。事故でもさあ、もし落としたら、拾った人驚くよ、きっと。「え?でもわたし、その歳には見えないでしょ?」。見えないよ。見えないから驚くんじゃん。「見えないよね?‥じゃあいいじゃなーい」。‥本人がよければいいけど‥(友人はときどき言葉の魔術師