マリッジリング

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渡辺淳一」原作・不倫相手は「保阪尚希」。不安を抱きながら、「裏眠り姫」という七里圭(監督)の言葉を頼りにシネパトスへ。
なるほど眠り姫的なキーワード(時折挿入される風景やファミレスでの会話映像、足に地がつかないような感覚、ぼんやりお菓子を口にはこぶヒロインなど)にうふふ‥と思いながら、保阪尚希ってどう見ても保阪尚希だなあ、‘保阪尚希が演技している’ようにしか見えない‥と苦笑い。ごめんなさい全然魅力的にも見えない。主役の小橋めぐみがなまめかしく美しく*1映れば映るほど、保阪‥。ああ保阪。自分が保阪尚希になんや知らん偏見をここまで持っているとは知らなんだ。

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銀座シネパトス*2は、時折地下鉄の音が反響する半地下?にある映画館なのだけど(立ち飲み屋などの並びで、銀座とは思えないロケーションも独特。わたしは好きだけど)*3。この映画のときにも時折遠くからゴオオ‥と音が響いたのだけど。それが、浮遊感というか、ここではない場所に焦がれるような心情とリンクして実にいいかんじだった。

*1:しかしべドシーンはなんか‥スポーツのようであまり色っぽくなかった。小橋めぐみのヌードはエロ綺麗いなんだけど。ヌードどころか人間の姿が画面にあらわれない「眠り姫」のほうが映画として色っぽいのよね。うーむ

*2:チス!18:10からなんてとても無理だと思ったけれど、新発見、わたしの職場は銀座までとても近かった。というかシネパトス、銀座一丁目の駅から3分くらいで着いちゃうのね。知らなかった。自分メモ:11番出口

*3:でもオシャレ映画がかからないわけではなくて、シャルロットの「愛されすぎて」は都内ではここだけの上映だった(93年)。どうかと思った