フランスの古い紙公告展−1950〜1980年代− @LOGOS GALLERY

1950年代から1980年代まで、フランスの古きよき時代を彩った紙広告の展覧会を開催します。広告印刷物が教えてくれる当時の空気感、エスプリを感じられる展示内容となっております。ボールペンが当たり前ではない時代。冷蔵庫が電機ではない時代。現代の生活では当たり前になってしまったことが、当時の生活では画期的なこととしてアピールされていました。そしてリトグラフセリグラフのインクや当時の紙質が見せる、独特な風合いの大小様々な広告のイラストから、当時の生活(今のように便利ではないけれども大事なことがたくさん詰まっていた時代の生活)を垣間見ることができます。技術が進むことで生活のなかにうまれる変化や、ちょっとした時間を楽しく過ごし、想像していた様子が伺える温かみの詰まったステキな紙モノ達の展示です。(→HP

会場に入ったとたんに血中エスプリ値(なんだそれ)があがった。素敵!あれも!これも!それも!なんて洒落てるの。この色使い、デフォルメ、デザイン。それが藁半紙みたいな紙に刷られている様子ったら!素敵素敵素敵!フランスはズルい!思わずとりみだすわたし*1
ギャラリーなので、壁にあるもの、テーブル上にあるもの、基本すべてが商品です(買えます)。金、金さえあれば‥(←はしたない)(銭ズラ)。神様、どうして今日は給料日前なの?ギギギ。この可愛い子をおうちにつれて帰りたいよう。でも待って。この子を連れて帰ってどうするの?カラーコピーしてなにかに使う?なにに使うの?さあ、即答なさい。‥ゴメンあたい間違っていた。一人脳内会議で敗北。つうか財布の中身に敗北。わたしが欲しいのは3千円ぽっちなんだけどねー(でも3千円あればCD買えるしなー。DVDも買えるしなー。ていうか切手市場で日本の紙モノ、百円で買えるしなー。いや、このギャラリーに集まっている子たちが海の向こうからパルコを通過してすごい審美眼にさらされたすえやってきた、エリートたち(だから3千円は伊達じゃない)ってことはわかるんだけど‥)。ああ今日が給料日前でよかった*2
この展覧会、3/4(水)まで開催されてます。間違いなく眼福なので、渋谷にいらした際にはぜひ。わたしも何度か拝みに行くつもり。

*1:冷静になったら、日本の古い紙モノも素敵なの思い出しました。リメンバー・古本市で見たあれこれ。リメンバー・日本のグラフィック展!

*2:わたし思うんですけど、こういうところでさらっと財布をひらける男子って素敵ですよね。「俺が一枚買ってあげるよ」的な‥。←なにかのきっかけでKがこの日記を読んだときのトラップ。切手市場とかでもさあ。1シートは要らないけど欲しいな〜って悩んでいたら、さらっと買ってくれるの。←かなしい財布事情がひとを夢想に走らせる