大悪党(1968)喜劇 深夜族(1969)
- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2006/09/22
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とはいえお話はそうとうブラック。一度目の鑑賞は呆気にとられて、二度目であちこちクスクス笑えるような。そうとうひどいお話だけれど、緑魔子のまなざしと、死ぬほどくびれたウエストに、何度でもつきあいたい気持ち。
【喜劇 深夜族】
1969年/カラー/87分/監督:渡辺祐介
昼はスーパーの店員、夜はコールガールをやっている幸子(緑魔子)。実は父・平三(伴淳三郎)もまた娘に守衛と偽り、ポン引き業に精を出していた。深夜にうごめく人々の泣き笑いを描く、お色気ホームドラマ。
タイトルのあたまに「喜劇」と付く映画、最近何本か観たけれど。今日の深夜族ほど「喜劇」の枕詞が似合う作品もそうないのでは。湿っぽさがないのと、飽くまで他愛ないのがいい。すごくいい。この安定感は愛すべきものがある。浅草ロケも愛してる(花やしき。今とたいして変わらない)。
この映画のなかの緑魔子は、女の多面性をコケティッシュに演出。とらえどころのなさが緑魔子の魅力と思っているので、こういうのはまり役だよなー。しかも衣装はつねにマイクロミニ。こういうサイケなミニスカートをはくために生まれたようなきれいな脚なんだ‥。眼福。昼の商売と夜の商売でメイクが違うのも(どっちもかわいい!)*1、いろいろ見られてトクした気分。しかしあれこれこんなにキュート(童謡を歌う声のあどけなさ!)なのにソフト化していない‥(がっかり)。
*1:けどばっちりマスカラしたまつげが、ほんのりヒトデみたい