非行少女ヨーコ(1966)/僕は天使ぢゃないよ(1977)
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だって色々。青春がアングラな表現があがた森魚の若いお顔がおどけた様子が(つまりこの映画の八割が)。はずかしすぎるー(萌えではない)*4。あと、やっぱりどうにも素人くさい。でも、その素人くささがへんに愛しいのは、ファンの欲目かなあ。そもそもあがたさんが可愛く見えるのも、ファンの欲目かなあ。幸子(ヒロインの無名の女優さん)と一郎(あがたさん)のチャームの差がすごすぎて、そりゃ二人は別れるしかないわ、と思えてしまうのだけど、これは物語の説得力としてプラスなのか、映画のバランスとしてマイナスなのか、公平なジャッジが出来ない(煩悶)‥(しっかりして!いつも公平なジャッジとかしてないから!)。
たぶん、映画としては特におもしろくないのだけれど、1974年の音楽と青春の記録としては実に豪華で魅力的なんじゃないでしょうか。(サントラ?はとても素敵です!)
この映画のなかの緑魔子(異常に色っぽい)は、飲み屋の女・一郎の母、美しく包容力のある、ゆめの女性像二役。魔子さんの大ファンであるあがたさんが、「ほんとは魔子さんをヒロインにしてこの映画を作りたかった」と言ったのを聞いてしまったせいか、膝枕されたり一緒にお風呂入ったりするシーンが、妙にせつなくほほえましく映る(実質上のヒロインは魔子さんでは‥。と思わなくもない)*5。幸子役が魔子さんだったら‥。幸子と一郎の力関係は恋模様はどうなっていたのだろう。どこにもない映画は、たしかになによりも美しく切ない。
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どうしても「僕は天使ぢゃないよ」が観たかったのでKをヴェーラにつきあわせたら、案の定居眠りしてた。わるいことした。