5月のおまつりとわたし

5月の渋谷はあちこちでお祭りが。
(1)会場と同時に代々木公園のタイ・フェスティバルへ。実は祭りの名前から「フード」が抜けたとき、わたしの愛は若干冷めた(食い意地上等!)。以後は惰性で通っているような気がします。まぁいい。今日ももりもり美味しく食べた。なんだかんだ言ってたのしい。おいしい。すばらしい。今まで甘いだけでだらしのないやつと見下していたマンゴー*1も、かるく凍らせるとなかなか美味しくいただけることを発見。
(2)映画を観たあと、CCレモンホールのまえで、「渋谷・鹿児島おはら祭前夜祭」。お茶や焼酎、黒豚やおにぎりなどの出店。モツ煮を食べたよ。なぜここまで来たかというと、
(3)モッズメーデーの関連イベントで*2、渋谷から会場の川崎(チッタ)まで、べスパで走ろうという企画があって、出発地が「渋谷公会堂」なのでぜひ見てみようとKが言うので。「でもー、渋谷公会堂って‥。それガセネタじゃないの?」「いやいやモッズの美学でしょう。モッズはCCレモンホールなんて呼ばないの。べスパ、何台くらい集まるのかなあ?」「モッズっていま、だいぶ減ってるらしいからねえ‥」「あッ!見て、あの人たち絶対モッズメーデーに行く人たち!」モッズファッションに身をつつんだ若者を乗せたべスパが、ひらりと走り去る。集合場所はどこだろう?「たしか3時集合って見たけど、モッズメーデーが18時か19時スタートだから、出発は17時頃じゃない?」よーし、集合場所をさがそう!集合場所はわりとあっけなく見つかった。べスパが10数台集まっている(キラキラ!)ので目立つのだ。もちろん皆さんスーツでおめかし。少数精鋭というか、ここにこうして集まる人たちは本格的だなあ。女の子は白いブーツはいて。可愛い。男の子はほっそいズボンはいて。「おー、ひさしぶり。ん?やせたんじゃない?」「ああ。今日のためにだいぶしぼったんだ」←この会話が耳に入ってたときはうかつにも感動した。そうだよねえ。椅子に座れないくらい細身に作るというモッズスーツを着用して、渋谷から川崎までバイクで走る(長時間座りっぱなし)んだもんね。しぼるよねえー。
べスパの写真撮らせてもらったり、1台1台増えるべスパに感心したり、ケーブルテレビの取材らしい一陣に注目したり、近くのお店をのぞいたり、‥なかなか出発しないけど、べスパが連なって走る姿を見たいので、じっと(ねちこく)我慢。モッズの彼らの集合場所が、代々木公園の渋谷口近くだったこともあるのか、遠く過ぎる若者たちが、「なに?あのバイク。かっこいい」(え?べスパ知らないの?まあいいや、かっこいいでしょう!)「知らね。タイのバイクじゃない」「ああ、タイフェスね」(!!!!。ちょっと待て!たしかにキンキンキラキラしてるけど!周りにいる人たちの洋服見て!タイのファッションじゃないでしょう!?)。この会話がモッズの彼らの耳に入らなかったことを祈ります。
17時過ぎに、ようやく出発しそうな気配。おおういよいよ連なって走る姿が拝めるぞう(結局30数台集まった)、と胸をときめかすも、あのう、CCレモンホールのあたりって、信号だらけで、しかもタイフェスとかあって通行人がはんぱなくて、一回の信号で10台もバイク、通れないのね。もっとスムーズに流れる場所から見ないと爽快感は味わえないみたい。とは言えかっこいい若者(& 筋金入りの同年代の輩)をたくさん見て満足。
(4)(3)をながめるあいだ、NHKに対する抗議デモの行進が通った。みんながみんな、自分のおまつりをたのしむことはとても建設的とすがすがしい気持ちになったのは、5月のせいだと思う。

*1:「完熟!激甘マンゴー」というコピーにはヒいた

*2:モッズメーデーには、昔2回ほどおでかけさせていただきました。社会見学ですね。おもしろかったです