不確かなメロディー(2001) @ヒューマントラスト

不確かなメロディー [DVD]

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こんなかたちの再上映というのはシャクだけど、上映されるからには見に行かねばなるまい。雨のなか、傘をさして渋谷まで。
2000年のラフィータフィーのツアーを追ったドキュメンタリー。ラフィータフィーというのがもう、すごく昔のことに思えて。こんなときあったよなあ‥(サックス武田真治。なつかしすぎて一瞬絶句‥)‥。時間てどんどん流れていくんだな。やけに神妙な気分。
清志郎だしロードムービーだし(ライブハウスの全国ツアー。想像するだけで愉快に切ない旅の記憶)。好きな人は好きでしょう。大きな音で清志郎の歌が聴けるってだけでもう(不純な感想だなあ)。裏切りようのない作品。でもタイトルの意味がよくわからない。こんな確かなメロディ、この世で確かなのはこのメロディだけだよってくらいなのに。
何気ないショットが絵になるのはもともとのことだけど。今こうして見ると、なおさらひとしお。赤い傘さして歩く姿がしょんぼりかわいらしく心に残った。

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地味だけどやっぱりよかったなーと思って、この日仕事だったKにも再見をすすめたら別の日にひとりで見に行ったのだけど。感動して涙でて、いい映画だったなーと映画館出たとたん職務質問をされたそうです。職務質問というかお荷物拝見。財布のなかや携帯灰皿のなかまで調べられ、「‥完全に薬を探してる‥」としょんぼりしたそう。大の成人男性が平日の昼間うろうろしてるのは、そんなにあやしいことなのか*1。むげん堂の服が悪いのかしら。その後しばらくしてその道を通ったら、女の子が職務質問を受けていたらしいので、単純にあのへんでなにか事件があったのか。ちなみに取調べ?は「ご協力ありがとうございました」で爽やかに終わるのだそう。協力、か‥(いろいろ遠い目)*2

*1:と立腹してみせているが、このメールを読んだときは吹いた。笑った笑った。鬼嫁‥

*2:でもたまにびみょうな芸能人が路上で職務質問されて麻薬発覚するニュースを見るけれど、ああいうのは、こういう地味な取調べのたまものなんでしょうね。やっぱり遠い目