100％宇宙交流のお話会 ＠鎌倉某集会所
（なんのお話会かというと、コケーシカで開催されている「「UFO木形子とマトリョーシカ展」にあわせて、UFO木形子作者の100%ORANGEの及川さんを招いてのヌマ先生とのトークショー。これ書いとかなくちゃ、ナニゴトかと思われるよね‥。前回のトークショー（→☆）がおもしろかったので、たのしみにしてた）
本日の会場は、当日までヒミツ。開始時間の15分前までにコケーシカに来て、地図を受け取って会場に向ってね、というわくわくオリエンテーリング。会場名は伏せますが、地域色があり、畳部屋で、階下から三味線の音が聞こえてきて‥。ヌマ先生の鎌倉ッ子ぶりに非常に感じ入ったということです。（鎌倉ッ子ってカマッコ？）
（会場の様子）
おやつの100％オレンジのUFOパン＠なみへい。水の替わりに100％オレンジジュースを使用した、ヌマ先生の特注パン。乙美の授業を思い出すなあ。うれしいなあ、おいしいなあ。
トークショーの内容‥は、宇宙を感じる音楽・文学・映画などの紹介。今回の宇宙こけしをつくるにあたってＢＧＭにエンケンの、「宇宙防衛軍」を聞き込んでいたという及川さん。聞いたことあるひとー・シーン（‥）。おふたりの背後にならんだＬＰジャケットはヌマ先生の私物なのかしら。「コスモスモモエ」の存在に（山口百恵の宇宙をコンセプトにしたアルバム「COSMOS」。彼と宇宙旅行にでかける歌とか）「宇宙ブームっていうのがあったんですか？」と及川さん。そういえば、トラック野郎のなかでも宇宙ブームを感じるやつあったなァ*1。宇宙ブーム‥。昭和はのどかだったんだなあ、なんて思うのは早計か。
文学は、やっぱり宮澤賢治と稲垣足穂。そう語る及川さんに、「足穂は賢治のことがきらいだったらしいですね」とヌマ先生。「面識はなかったらしいんだけど、あの田舎者！みたいに思っていたらしいですよ」。「足穂が賢治を嫌ってた、ですよね。逆はありえないですもんね‥」と及川さん。キャラクターってあるヨネ‥。賢治が足穂の悪口言ったらいやだけど、逆は許せるもんね。足穂がひとの悪口を言うのはいいの。
映画‥は、ＧＳ好き・タイガース押しの及川さん。いい人‥。ＧＳ好きにかんたんに心を許してしまう、わたしの軽率さはどうにかならないのか。「『不思議惑星キン・ザ・ザ』を見たいんだけども、まだ見てなくて‥」。と嘆く及川さんに「あれは面白いですよ！」力説するヌマ先生。うん、あれは面白い、及川さんにはゼヒ見て欲しい‥！ぜったい、「ロッシャはすごい国じゃ‥！」って思うから。宇宙映画の名作「ＥＴ」について、「あの映画のなかでいちばん衝撃を受けたのは、子供がトレーナーの上にＴシャツを重ね着してるっていう。ええ！？厚い生地の上に薄い生地を重ねる？アメリカ人てすごいんだなあ、っていうねぇ‥」及川さんが熱く語るも、特に反応しないヌマ先生が印象的でした。
宇宙を感じるときについて「ひとりでいるとき」。「あと、作品を書いているとき、こまかい作業に集中してるときに、その指先が宇宙とつながってる気がします（及）」
この日のメインイベントは、及川さん手書きのUFOＴシャツをめぐっての宇宙ジャンケン。その流れで及川さんのＴシャツ愛の話になりました。古着屋さんでＴシャツを探すのが好きで、途中で切り上げなくてはいけないときは、家に帰ってからも後悔するんだとか。おしゃれにセレクトされた古着屋さんで探すんじゃなくて、倉庫のような古着屋さんでＴシャツの山なかから自分だけの宝物をさがすのが好きなのだとか。だって、セレクトされたやつのなかから選ぶんじゃ、そのセレクトした人に負けたってことじゃないですか。・・・気が合ったってことじゃないの？とヌマ先生。いや、ちがうんです！自分の目で、自分だけのお気に入りを‥！
充実のトークショーが終わり、コケーシカ２Ｆで「UFO木形子とマトリョーシカ展」。
（おっと色間違えた）
（色が暗くてすみません）
（いきなり飛んでるなんて！）
（こんなにズラリと）
（君は冷静でいられるか）
買うなんて、そんなだいそれた気持ちはなかったのに、気が付けばお財布を差し出していた。自分の自制心のなさ、こわい。この日持っていたお小遣いのほとんどをUFOこけしにつぎこみ、たった945円のUFO漫画を買うお金さえもう残りませんでした（次に来たときにも漫画は残っているハズと思って見送ったけど、売り切れちゃったら大ショック）（コケーシカはカードが使えないの。逆によかったけど）。この世にパスモがあってよかった。
コケーシカで売り子さんをしていた乙友のエプロンがそりゃもう、とんでもなく可愛いかった（肩のところにオーガンジーみたいな透けフリル。可愛いすぎて死ぬ）。乙女たるものこういうエプロンを持っているものなのかなあ、と聞いてみると、「ヌマ先生が貸してくれた」そうで。ほっとするやら天を仰ぐやら。
