ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ@シネソゾン渋谷

クロージングプログラムより。レイトショー。

この映画は、ロードショー時にKとシネセゾンで観て。そのあと、友達とギンレイで見て。どちらも観終わったあと、こうふん気味に、「おもしろかったね!!」と鼻息あらく感想をのべたのを憶えているのだけど、さて、どこがおもしろかったのか。今となってはおぼろげな感触しか憶えておりません。「テンポがいい。スマート」「主人公たちがかわいい。ハンサムってわけではないけど非常に眼福」。あらすじに至っては、「・・・。なにかを盗むんだよね?ラストは静止画でピタッと止まる。」これくらいしか。ひどい。10年以上も昔に観たきりだもの。仕方ないよ‥。というか、わたしにしては憶えているほう(ほんとうにひどい記憶力)。Kは、細部を忘れても感動の度合いは覚えているもん!それでいいのだ!と強行に主張。
さて、そして鑑賞後。あああおもしろかったー(またこうふん)*1!やっぱり主人公たちはかわいい(今となっては昔よりかわいく見えるよ若さってものが)。スティングかっこいい。そうだー、あそこで女の子がぶっぱなすんだよねえ、あそこでストーンローゼスがかかるんだよねえ‥。ああ、痛快。さすがクロージング特集、選りすぐりのラインナップだね、もう一本なにかほかの映画も観に行こうよ!感動のあまり、わくわく舞い上がったものの、翌日(火曜日)の朝の布団からの離れがたさを思うと‥。冬のレイトショーはやっぱりつらい。お見送り(クロージング上映)はこれが最後かも。

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次々にミニシアターが閉館してかなしい。かなしいけど、自分が足繁く通っていたかというとそうではないので、なんというか、わたしには、かなしむ資格がないような気がする(「キック・アス」さえ、シネセゾンで観なかったわたしだ。池袋の映画館はすいてていいよ‥)。
でも、実際、映画の当日料金1800円は、この不況のなか、バカ高いので、映画館側も努力してないように思えるし、この先どうなっちゃうんだろう。
わたしに出来るのは、なくなってほしくないところにはきちんと足を運んで、お金を払って、意思表示することだけだなあ。

*1:こうふんして、舞い上がるから忘れちゃうんだと思う